「許し」と「自己愛」の「にわとりと卵」みたいな話

現在、パーソナルセッションは満席です。いつもありがとうございます。

「白いカレーうどん」の正体がずーっと気になっていたのですが、やっと判明して、落ち着きました。とても美味しかったけれど、わかれば、それで満足。ちょっと変わっているモノって、そんな感じかしら。私は、やっぱり、フツーだけれどめちゃ美味しいカレーうどん派です。

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こんにちは。
みずがきひろみです。

先日、カウンセラー仲間との勉強会で、友人が、

「この間のひろみさんの『許し』の講座、すごくよかったんだけれど、痛かったなぁ」、

というフィードバックを下さいました。

「そうよねー。私も、あのスクリプトを書きながら、泣いてたわ」。

6/25に神戸メンタルサービス(カウンセリングサービスの母体)のオンラインカウンセリング講座で、【基礎】「許し」の講座を担当しました。その時の講座の内容は、こちら↓↓↓をご覧くださいませ。

頭で理解していても、なかなかできないのが、「許し」と「手放し」。

私も、何度も、何度も、「それ、許せていないんじゃない?」ってセミナーつながりの友人たちに突っ込まれては、口を尖らせながら「だってそうは言っても、許せないんだもーん!」と言っていた時間が長かったので、そこはわかるのです。

やったつもり。
わかったつもり。
できたつもり、も多いです。

クリアしたかと思えば、何年も経ってから、またお化けのように怨み節が口をついて出て、

「あら、できていませんでした?」

とバレて、恥ずかしい思いをしたこと数知れず。

「許す」ことの王道は、「感謝」できるかどうか。

文句や、攻撃や、怒り、怨みが上がってくる相手に「感謝」の気持ちを持てるかどうかが、リトマス紙になります。

「感謝」するためには、相手の立場や、気持ちを「理解」するところから。ですが、「そうかも知れないけれど、それっぽくない」、「やはり、コヤツに限ってはそう思っていないに違いない」、となかなか相手の気持ちは思いやれません。

「そうかも」と思えるようになっても、感情的なつかえが取れずに、心の中では、「ありがたい」という微かな気持ちはあるものの、「ありがとう」という言葉にはなりにくいですね。

言えたとしても、自分で嘘くさく感じてしまい、うんざりしてしまうこともあるでしょう。

それでも、「感謝」や「祈り」は、 繰り返せたらいいと思うのです。

「学ぶは真似ぶ」と言うではありませんか。

最初から、ホールハート(whole heart)ではないかもしれませんけれど、意欲さえあれば、繰り返すことでホンモノになっていくから、です。

「怒り」や「悲しみ」がなくなったら「感謝できる」ではないのです。

「感謝する」と、「怒り」や「悲しみ」が剥がれ落ちるのです。 

「呪い」が消えたら「祈る」ことができるのではなくて、

「祈る」と「呪い」が次第に溶けていくのです。

できているかどうかよりも大切なのは、「意欲」をもつこと。

「できていない」から嘘くさく感じるのではないのです。「意欲」を持たずにやろうとすると「嘘くさく」感じるのです。

 友人曰く、

「あの講座で、『許せないのは、ハートブレイクを感じたくないから』って言っていたでしょう?いや、本当にそうだなぁ、と思ったわ。それで、いまだに許せていないのだ、って気づいたわ」

と分かち合ってくださいました。

彼女はベテランさんですし、実は、自分の感情と直面できる、とても謙虚な人なのです。だからこそ、心の深いレベルで「許せていない」自分が見えてしまったのですね。

「相手もさることながら、自分の痛みに囚われて、あの時、相手のことを愛しきれなかった自分が情けなくて、許せないのよね。この罪悪感や悔しさが痛いわ」と彼女。

そう、そう、そうなのよ!!!

「愛されなかったー!許せない!」と怒っているけれど、

その奥には、もっと許しにくい、「愛せなかったー!」という罪悪感と自己攻撃があるのです。

これは、なかなか自分では許せないので、

「(自分が)許されてもいい」と(誰かの愛に)観念するしかありません。

そうすると、愛を感じられるようになって、自然と「許し」が起こるのです。(こんなことを書くと、なんだかとても怪しく聞こえてきますね。でも、全部「投影の引き戻し」なんです、タネ明かしをすれば。)

最初から、「許されてもいい」とマントラのように唱えよ!と言われても怪しすぎますから、まずは、「感謝できるようになりたい」、「許せるようになりたい」と意欲を持つところから、です。

「許せない!」と怒っているということは、その心の奥には、必ず悲しみの海があります。

これに触れるのは、そうは言っても、勇気がいりますよね。

相手を許せると、自分の罪悪感が減るので、「自己愛」は確実に上がります。

「自己愛」が上がると、ゆとりが出てきますから、相手を許しやすくなります。

「許し」が先か、「自己愛」が先か。

まるで、「にわとりと卵」みたいな話になってきそうです。

私は、どちらでもいいのだと思っています。

許せれば、そんな自分を誇らしく思えますし、自分を応援してくれる人たちの愛を受け取れて、自信がついてくれば、人も許しやすくなります。

そんな繰り返しなのでしょう。

というわけで、7月は、「自己愛」をテーマに、「自己受容」と「自己承認」について語ります。ちょっと遊びっぽく、ワークめいたこともやりたいので、「レッスン」と銘打ちました。

ぜひ、こちらも遊びにいらしてくださいね。7/21(火)19:00から、です!

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バナーをクリックしていただくと、神戸メンタルサービスのHPに飛びます。

自分を知り、自分を好きになれれば、人生はもっと楽しい♪

今日も、幸せ。明日も、幸せ。そんな、ずっと続く幸せを見つけられますように。

love and abundance,
みずがきひろみ
 

 

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この記事を書いた人

みずがきひろみのアバター みずがきひろみ 心理カウンセラー・ビジョン心理学トレーナー

ビジョン心理学トレーナー。外資系投資会社で20余年株のアナリストとして活躍。離婚問題をきっかけに心理学を学び始め、2008年からカウンセラーとして活動する。14年で8,000件以上の個人カウンセリングを実施。グループカウンセリングや大人数の癒しのワークショップも多数開催している。著書に『きょうだいが苦手だ』(河出書房新社)、『母の呪縛をといてありえないほど幸福になる方法』(河出書房新社)がある。

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