【アバンダンスを生きる】感情を感じるってどういうこと?(3)~内側からハートを開く~

こんにちは。
みずがきひろみです。

昨夜は、今年、最初の忘年会でした。ご一緒にお茶を学ぶ仲間と先生を囲んで、美味しい天ぷらをいただき、とても楽しかったです。こちらのご縁も10年になります。

一つのお部屋で、一服のお茶をいただくのに、なぜこうも仰々しいしきたりがあるのか、若い頃はさっぱりわかりませんでした。

でも、最初に勤めた証券会社で上司の作るニュースレターを作成するお手伝いをしていた時に、日経225のチャートに、私が何の気もなくその週の最高値を最高値をつけたそのすぐ下に、最安値は最安値をつけたそのすぐ上に書き込んで、大目玉をくらったのです。曰く、

「一目で、高い、安いがわかるようにするのが親切というものだろう。最高値は、チャートの一番高いところに書き込む、最安値は、一番低いところに書き込むという心遣いがなぜ出来ない?」

「あんたはお茶やお花のようなお稽古ごとをしたことがないんじゃないか?命がけで一つのことをするということが、どういうことかわかっていない!」

とすごい剣幕で叱られたのです。

基本「イイ子」で、父に叱られた記憶もないので、これは私の心にしっかりと刻まれた叱責でした。ちなみにこの上司の部下でいたのは1年強でしたが、私が外資系の証券会社に転出してからも、自分の弟子の一人として私の仕事を見守り続け、一人前のアナリストにしてくれた株の恩師です。

40歳を過ぎて、今のお茶の先生との出会いがあり、1000年もの長い時間をかけて人が磨き続けた「おつきあいの心」の奥深さに触れる機会をいただいています。

時間がかかりましたけれど、私も「極める」人たちの心を受け取ることができるようになったのだと密かに嬉しく思っています。

これも、私がずっとやりたかったことで、すぐにはどうにもなりませんでしたけれど、自分と向き合い、自分の生活を変えていくなかで、できるようになったことの一つです。

同じことを繰り返し言っていること、ありませんか?

「繰り言」って言いますね。日本語ってすごい。そのものズバリだわ。

「あの時、彼の趣味のゴルフ道具を腹立ち紛れに捨ててしまったのが別れの原因になったの。失敗だったわ」

「あの時、あのクラス会に行かなかったら、昔の彼に会うこともなく、変によろめいて面倒くさいことにならずにすんだのに」

「あの時、子供が病気にさえならなかったら、今でも仕事を続けてキャリアを築くことができたはずなのに」。

ある過去の出来事を、一定の見方で見ることに固執するんです。

これは、その見方で見るときに感じる「感情」に執着しているからなのですが、

多くの場合、それは「罪悪感」です。

「罪悪感」は、「私が悪い」という感情です。

これは、本当に嫌な感情で、誰しも感じたくはありません。

「罪悪感」が出てくると、ほぼ同時に、

「だってあの時、◯◯が△△になったから、、、」という気持ちが上がってきます。

そして、自覚しているかどうかは別にして、

「あの時、◯◯が△△になったこと」を腹立たしく感じます。

そうでさえなかったら、「あんなことしなくてすんだ」「あんなことにならずにすんだ」と思いたいのが人情なんです。

だから「罪悪感」があがってくると、

「罪悪感」で心がつぶれてしまわないようにと、

そのかわりに「腹立たしさ」が前面に出てきて、

「罪悪感」を感じないようにします。

感情は、エネルギーの種類なので、感じれば昇華されてなくなるのですが、

「繰り言」はなくなりません。

なぜならば、大元の「罪悪感」が昇華されていないからなのです。

「罪悪感」を感じなくてすむように替わりに上がってきた「腹立たしさ」の方を感じているんです。

臭いのもとをたたなければ、

何度脱臭しても、臭いは上がってきますよね?

「繰り言」は、

「罪悪感」のようでいて「罪悪感」を感じないための防波堤の役割をしています。

「罪悪感」を感じるためには、かなり心のキャパが必要なんです。

では、なぜ、そんな感じたくなくて、防波堤を設けるような嫌な感情に私たちは執着するのでしょう?

まったく。

「罪悪感」は「私が悪い」という感情ですが、

それをこんなにも感じたくないのは、それがただ「悪い」だけではなくて

「私は悪い存在だから、絶対に許されない」

という強い思い込みがくっついているからなのです。

もし、すべての感情が「癒される」ために上がってくるのだとしたら。

「繰り言」として現れる「腹立たしさ」という防波堤も、

「この下に罪悪感というとても苦しい感情があります。助けてください」

というメッセージかもしれません。

自分の存在が「許されない」という思い込みの苦しさから解放されたくて、

人は、昔から宗教を必要としてきたのでしょう。

ずっと宗教は怖い、というイメージが私にはあったのですが、

自分で「許せない」自分をどう「許す」かという答えをここに求めてきたのかなと理解するようになっています。

人は、間違えますし、ミスもします。

「間違い」は「間違い」。

「失敗」は「失敗」。

どこかで、なんらかのかたちで、修正される必要があります。

だからといって、間違い、ミスをした「私」や「あなた」が「許されない」わけではありません。

人生、何度だって、やり直すことができます。

やり直す道があります。

「絶対に許されない」と感じる「罪悪感」は、

やり直す道や方向性を見せてくれる感情に対する「防波堤」、いえ「ハートの扉」だったりします。

「罪悪感」は、「自分のせい」と「自分」ばかりを見ます。

でも、

そんな「間違い」や「ミス」をした「自分」を

それでも愛そうとした人、

それでも愛してくれる人

がいることを見ません。

それでも理解しようとしてくれた人がいる。

理解できなくても、愛そうとしてくれた人がいる。

罪悪感にはまっているときは、
そんな他人の存在を、

自分の世界にもたないようにしています。

「罪悪感」に執着するのは、

「ハートの扉」を頑なに開けまいと頑張っているようなものなんです。

自分は絶対に「許されない」と思い込んでいたけれど、

ひょっとして私にも、

「理解したい」と思ってくれた誰かがいた?

理解できないけれど「愛したい」と思ってくれた誰かがいた?

そんな風に思えたとしたら、「ハートの扉」を開く意欲が出てきた証拠。

本当に感じたいのに、

感じられずに苦しんでいる感情は、

その「ハートの扉」を開けたところにあります。

「感情を感じる」って

結局は、「愛」を感じることだから。

「愛」を感じられる「ハート」を取り戻すことができたら、

「豊かさ」も入ってきます。

カウンセリングサービスの「カウンセラー発!すぐに役立つ心理学講座」に関連の記事を書きました。よろしければこちらもご覧くださいね。

きくまるで「ハートの扉」を開いて「愛されて生きる」ことについて語っています!こちらもよろしければ聞いてみてください。

No Love, No Life. 人生にもっとロマンスを!
みずがきひろみ

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神戸メンタルサービス主催
(女性性の)アバンダンス・ワークショップ
日時:(大阪)12月7日(水)19:00~21:30
   (東京)12月14日(水)19:00~21:30
場所:(大阪)江坂カウンセリングルーム
   (東京)駒場カウンセリングルーム
受講料:10,800円
ゲストカウンセラー:(大阪)真鍋純子
          (東京)大野愛子
(こちらのワークショップには参加条件があります。
詳しくは神戸メンタルサービスのHPをご確認ください。)

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この記事を書いた人

みずがきひろみのアバター みずがきひろみ 心理カウンセラー

カウンセリングサービス所属心理カウンセラー/神戸メンタルサービス講師・トレーナー。外資系投資会社で20余年株のアナリストとして活躍。自身の離婚問題をきっかけに心理学を学び始め、2008年からカウンセラーとして活動する。13年で8,000件以上の個人カウンセリングを実施、グループカウンセリングや大人数の癒しのワークショップも多数開催している。著書に『母の呪縛をといてありえないほど幸福になる方法』(河出書房新社)がある。

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