東京は、お花見シーズン真っ只中、です。
今週のはじめは、まだ5分咲きかと思ったのに。
いやいや、来週の月曜日まで、お花が持つかしら?という勢いでした。絶好のお花見日和ということもあって、今朝は、私のお気に入りの「ちょっといいスタバ」は、整理券を発行するくらいの人混みで、よりつけませんでした。
あらあら、もう葉っぱが出てる!
日本中が、ピンクに染まるこの季節、つくづく日本人でよかった、と毎年思います。それくらいに、好き。
桜の名所はたくさんあって、大ぶりでピンクの濃い河津桜も大好きですし、京都の枝垂れ桜も風情があって大好き。この中目黒の目黒川沿いの桜並木は、狭い川幅の両岸から、所狭しと、折り重なるように咲き乱れるのが美しくて、ご近所さんでもあることから、私の中の桜スポットナンバーワンです。
毎年、朝のお散歩、夜のお散歩と、この時季は、お花見に忙しい。幸せなことです。
中目黒は人がどんどん集まってきたので、人混みを避けて菅刈公園を抜け、西郷山を登ります。東京都心は、小さな山だらけで坂が多いのです。西郷山公園の中腹くらいから中目黒を見下ろすと、そこ、ここで花が折り重なります。都心でも、木の間を歩けるとほっとします。
例年、代官山で働いている人たちは、この西郷山公園でお花見をするのではないかしら?小さな山だけれど、少し高いところだからかしら、日当たりがいいところでも、5分咲きくらい?3分咲きってところかしら、という木も多くて、代官山の桜は、まだ来週も楽しめそう、です。
桜も大好きなのですが、新緑もめちゃ好きで、この、キラキラした黄緑色に、私は、毎年、ものすごく元気づけられます。
ついつい木にカメラを向けるのですが、北海道育ちのダーリンにしてみると、ふつーの木は、あまりにも当たり前で、私が何に感激するのかよくわからないみたいです。曰く、「緑なんか、どこにでもあるのに。何が珍しいのだろう」。
たくさん「ある」ときって、そのありがたみがわからない、のですよね。誰しも、自分の持っているものは「当たり前」で、その素晴らしさには、なかなか気づけないものだから。
朝ごはんは、代官山TSUTAYA内のIVY PLACEにしよう、っと。
すこぶるいい気分でお散歩をして、落ち着いてパンケーキを食べながら、流れていく雲を見ていたら、心の中にももくもくと雲が現れて、あっという間に「落ち込み」モードに。
あー、だめ。(笑うところです。こんなに幸せでダメなわけがない。でも、このエアーポケット、ときおり落ちるんですよねー)
「どうした?」とダーリン。そりゃそうだ。会話の途中で、急に私が黙り込んでしまったのですから。
「いや」とお茶を濁して、会話を先に進めようとします。だって、ダーリンのせいではないし、ただのエアーポケットだとわかっているのですから。
「あぁ。なんだぁ。思い出し落ち込みかぁ!」とダーリン。
「思い出し落ち込み?!」。
「そう。いろいろあるじゃん。思い出し笑いとか、思い出し怒りとか、、、」。
確かに。
「思い出し笑い」はよく言いますけれど、「思い出し怒り」も、「思い出し落ち込み」も、言われてみればありますねー。
「あなたは思い出し怒り、やっているわね」。
おつきあいが始まったばかりの頃は、「また怒らせた」と思って私も悩むことが多かったのですが、段々に、どうやらそういうことではないらしいことがわかってきて、「私のせいで怒っているの?」と確認すると、「ウルサイ、あっちへ行け!」と言われるので、なるほど、感情の消化中なのね、と理解するようになったのでした。
どうやら、ダーリンも、そんな確認の手続きをとってくれるようになったのね。
「そういう時は、『あなたのせいで落ち込んでいるわけではない』と言ってもらえると、心配しなくて済むからさー」だって。
そうですよね。
それにしても、「思い出し落ち込み」とは。
やられたなー。
おかげさまで、「今」「ここ」に戻ってこれました。
今日も幸せ。明日も幸せ。そんなずっと続く幸せを見つけられますように。
love and abundance,
みずがきひろみ