【閑話休題】「占い」が教えてくれたこと

現在、パーソナルセッションは満席です。いつもありがとうございます。

こんにちは。
みずがきひろみです。

「占い」、大好きです。

自分で占えるほど詳しくはありませんけれど。

お金もあまりかけませんけれど。

でも、ン年に一度くらい、お金をかけてちゃんと見ていただきます。

毎日、自分のホロスコープはチェックしますし、悶々として、自分のインスピレーションを信頼できなくなると、タロットを引いたりもします。カードを引いて、自分の無意識のメッセージを受け取ろうとします。

ゲンはかつぎます。

投資をするようになって、自分の力では及ばない「市場」に左右されることを痛感してから、「神頼み」は日常生活です。

「守られている」を忘れそうになった時は思い出せるように、「お守り」をあちこちに置いてあります。

わかってはいるのですが、やっぱり振り回されることもあるので、「思い出す」必要があるのです。

私をよく知る親友曰く、「あなたは、悩む時は論理的に考えようとするのに、決める時は占いに頼るのよね」。

その通り、なのです。

腑に落ちない時は、占いに頼ります。

何度、考え直しても、決断、行動に辿り着けない時は、私の潜在意識か無意識かに、私が掴みきれない「反対意見」があるということ。

感情が動かないのに、頭だけで決めることには、私はすごく慎重になります。

逆に、ワクワクすると、頭で検証しきれていないのに、飛び出したりするので、無鉄砲だと思われることもきっとあるでしょうね。

かつて、恋愛がらみでものすごく悩んで、苦しいからなんとかしたいのに、どうにもならないし、もう、別れるしかないのか、でも、別れたくはないし、と「動けない」ところでジタバタしていた頃。

毎日、何十回と占いサイトを訪れたことでしょう。

同じことを何度も占っても仕方がないことはわかっていましたが、どの占い師が一番自分の助けになってくれるか知りたくて、読み漁りました(笑)。

そうして、私が一番、使い勝手のいい解説をしてくれる占い師を見つけたのですが、ある日、すごく悶々としてこの人のサイトに行くと、

「あなたは、同じ状況に長い間、動きがとれずに居ましたが、もう我慢の限界に来ました。変化にはリスクはつきものですが、変わらないことにもリスクがあります。今、あなたが決断して動かなければ、おそらくあなたはずっとそこに居続けて、同じことに悩み続けるでしょう、明日も、そのまた明日も、ずっと。ですから、勇気を持って前に一歩進みましょう」、

と書かれていました。

彼と別れた方がいいのか悩んでいた私にしてみると、「そのとおりだわ!今、彼と別れると決めなければ、きっと、ずっと、他の女性を見ている彼を見ては無価値感と無力感でいっぱいになって、他の女性へのやきもちで地団駄を踏み続けるような、惨めな一生になるんだわ」と思ったのでした。

でも、その時は、まだ別れられなかったのです。そして、悶々とし続けたのです。

1年ほどして、今度は、同じサイトにこんなメッセージが載っていました。

「あなたはしばらく前にした決断が失敗だったと思っています。そして、そんな決断をした自分を自分で蹴飛ばし続けているのではないでしょうか?手放しましょう。次のステージへの扉がそこにあります。過去の過ちは過去のものです。再出発のチャンスがすぐそこまで来ています。あなたが自分を許せた分だけあなたは成功に近づけます」。

なんと。

やっぱり別れなかったのは、失敗だったのだわ。そんな優柔不断で、行動できない自分を許して、次に行きなさいと言われているわ、と思ったのです。

ね。ね。ストーリー、つながっていますでしょう?

でも、そこで気づいたのです。

待てよ。

これ、私が別れなかったから、別れられなかったあなたがバカだったかもしれないけれど、もう一回チャンスをあげるわと言われているように思っているけれど、もし、昨年、別れていたらどうだったのかしら?

星の位置は、私が別れようが別れまいが、同じなのですから、仮に、別れていたとしても、この年に同じメッセージを見たはずです。

つまり、別れたとしても、やっぱり、私は、「失敗したー!」って今頃思って自分に憤っていた、ってことですよね。そして、別れた後悔で悶々としていたのでしょう。

どっちでも同じだったのかーーーーー!!!

かなりショックでした。

自分で勝手に、占いのメッセージを「御宣託」として、その通りに生きれば、きっと失敗はないし、苦しまずにすむだろうという願いは、ファンタジーに過ぎないことに気づかされたのでした。

心理学もまた、然り。プロセスを学び、その通りにやれば、悪いことは起きない。そう思いたかったのです。そんなことあるわけないのに。

占いも、心理学も、パワフルな「お守り」にして、しがみついていたんですね。

そうではなくて、占いは天気予報のようなもの。傘を持って行った方がいいのか、コートを着込むといいのか、逆に身軽に出かけていいのか、出かけるのなら「いつ」がお天気が良さそうか、を教えてくれるのですから、上手に使えばいいのです。

心理学も、「統計的に、こういう傾向が強いよ」、「過去の事例でいくと、こう考えてみると比較的楽に、他の人と一緒に生きられるよ」という波乗りのテクニックを教えてくれますけれど、「波」そのものをコントロールするものではありません。

それからは、あまり恋愛のハウツーに興味がなくなりました。(神戸メンタルサービスで恋愛心理学講座を担当してはいますが、、、。)

それよりも、感情をどう見て、どう理解して、どう受け入れるか、の方に興味が移り、感情を解放するセラピーの一つであるジョイニングへの関心が強まりました。

だって、感情の波さえ乗りこなすことができるなら、人生、どれだけ自由に生きられるでしょう。私はビビリですから、感情を怖がらずに生きられるようになりたかったのです。

人生、どう生きてもいいのだと思います。

ですから、あなたが生きたいように生きればいいです。

感情と、感情を作る思い込みを手放せるなら、人生、とっても自由になります。

今も、占いは大好きです。

答えを探すというよりは、「答えへの道しるべ」と「励まし」を求めて、お伺いします。

あなたが、本
来のあなたらしさを生きることで、人生を楽しめますように。

今日も、幸せ。明日も、幸せ。そんなずっと続く幸せを手にできますように。

love and abundance,
みずがきひろみ

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この記事を書いた人

みずがきひろみのアバター みずがきひろみ 心理カウンセラー・ビジョン心理学トレーナー

ビジョン心理学トレーナー。外資系投資会社で20余年株のアナリストとして活躍。離婚問題をきっかけに心理学を学び始め、2008年からカウンセラーとして活動する。14年で8,000件以上の個人カウンセリングを実施。グループカウンセリングや大人数の癒しのワークショップも多数開催している。著書に『きょうだいが苦手だ』(河出書房新社)、『母の呪縛をといてありえないほど幸福になる方法』(河出書房新社)がある。

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