「距離をとる」という思いやり

関東圏は、かなりしっかりと雪が降っています。恵みの雪かなぁ。こういう日は、あまり遠出をしたいとは思いませんものね。おウチで、ゆっくりと温まってくださいね。

こんにちは。
みずがきひろみです。

この週末、東京圏でも、大阪でも、不要不急の外出に対する自粛要請が出ています。いよいよ日本でも、もう一段、感染を防ぐために規制が厳しくなるかも、ですね。

海外の大都市、例えば、NYやロンドン、パリほど厳しい規制ではありませんが、さすがに東京でも人出が減っています。今日は、雪なので、観念してお籠りしやすいかしら。

私は、こういうときだからこそ、器にもこだわって、30回噛むぞーとブランチを楽しんだり、服をいつもよりちょっと丁寧にたたんで片付けたり、と「生活」そのものを楽しんでいます。

皆さまは、どうお過ごしでいらっしゃいますか?

1 「距離をとる」という思いやり

今、感染爆発が起きている地域では、social distancing、つまり、人と人と「距離をとる」ことがエチケット、として定着しつつあるようです。

お互いを守る「思いやり」として、「距離をとる」のです。

お買い物の時に並ぶのも、3人分くらい間をあけて並んでいる映像をご覧になった方も多いのではないかしら?

誰しもが、キャリアーになりうる(いつなるかわからない)からこそ、飛沫感染を起こさないように注意することが、「思いやり」になります。

でも、この「距離感」がとても寂しく、ひとりぼっちに捨て置かれたような不安や怖さ、「冷たくされた」ような悲しみを感じることもあります。

連日、米国やヨーロッパのテレビで連呼されているのは、

Stay in isolation!  孤立化しなさい!

という言葉です。

私たち、みんなを守るための言葉なんです。

でも、自分と相手を守るために「距離をとる」必要がある、孤立化しなければならないのって、めちゃ悲しいではないですか。寂しいし、不安だし、「どうなっちゃうんだろう」と怖くもなります。

この「寂しさ」、「不安」、「怖さ」、「悲しみ」が、ものすごい勢いで掘り起こされて、浮かび上がってきているように感じます。

感情や感覚に敏感な方の中には、身体の不調や、痛み、しびれ、違和感を感じていらっしゃるかもしれません。

ものすごく感情が揺さぶられて、いてもたってもいられないくらい苦しいと感じている方もおられるでしょう。

2 わかりあえない悲しみ

「外出を自粛して、家にいてください」。

一人で生活していて、ひとりぼっちを意識させられるのもすごく寂しいし、悲しいでしょう。

その一方で、狭い空間に家族が閉じ込められたように生活していると、それはそれで喧嘩が頻発する、なんてこともありそうです。

私たちは、大好きな人には愛されたいし、もっと言えば、「自分が思う通り」に愛されたい、と願います。そうでないと、なかなか「愛されている」って思いにくいから。

でも、期待する気持ちが強ければ強いほど、がっかりも大きくて傷つきますし、ますます自信もなくなります。

がっかりしたくないから、相手の行動をコントロールしたくなりますよね。

一番多いのは、相手に怒りをぶつけてしまうことです。なので、どうしても、心の距離が近くなると、喧嘩が増えます。

わかって欲しいからこそ、なんですけれどね。

わかってもらえないのは、寂しいですし、わかりあえないのは、悲しいですから。

3 苦しいのは「愛せない」とき

距離が近くなれば、相手が自分の思い通りにならないことで、イライラし、腹立たしく思いますし、遠くなれば、ものすごく悲しいし、寂しいし、不安になります。

本当に、私たちの心って、なんて面倒くさいんでしょう。

今回、このコロナウィルス感染症の拡大を防止するために、物理的に「距離をとる」ことが求められる一方で、インターネットを介した多数のメディアを使って、世界中どこにいても「つながる」ことができることもわかってきました。

たった一言、I love you という言葉を見ただけで心がホコッとしますし、

美しい写真やストーリーを目にすれば慰められますし、

こういうときだからこそ、バカバカしいほどユーモラスな動画をあげて笑いをとったりする人たちの、どんなときでも「愛そう」とする姿勢に勇気をもらえます。

私たちは、人を愛せないとき、とてもイライラし、苦しみます。

本来、ものすごく人と仲良くしたい、人を愛したいし、愛されたいし、親密感が大好きな人ほど、人を愛せないと、その罪悪感にいたたまれない気持ちになります。

距離が近くても、遠くても、私たちが辛いのは、「愛せない」と感じたとき

そんな時ほど、初心に戻ることかなぁ、と私は思います。

私が、自分の問題でカウンセリングを受けていた頃に、今は亡き前川安三(長谷川安三)カウンセラーに、

「人の心に届く言葉は、4つしかないよ」と言っていただいたことを思い出します。

「ありがとう」と感謝すること。これは、相手を「許す」言葉でもありますね。

「ごめんなさい」と素直に謝ること。これは、自分を「許す」言葉でもあります。

「お願い」と頼むこと。これは、相手を「信頼」し、自分を「委ねる」言葉です。

そして、

「愛しています」と思いを伝えること。これは、私は「祈り」の言葉だと思っています。

自分のハートの一番柔らかいところを開くのは、どんな時だって怖いものです。

ましてや、「距離をとってください」とか「外出しないでください」と要請される中で、会いたい人には会えず、感情が噴き出して離れたいと思っても離れられないときは、本当に難しいです。

でも、だからこそ、まずは、言葉から変えてみましょうか。

感情のスイッチを、「恐れ」から「愛」に戻したいと思えますように。

自分の「愛する」心を守るために、言葉を選びたいと思えますように。

お互いに喧嘩をしている場合ではありません。

生きるために助け合いたいのですから。

何が、どうするのが「愛する」ことになるのかわからず、迷い悩む場面もたくさんあるでしょう。

そんなときは、この4つの言葉に戻ります。

この4つ言葉が抱える思いのうち、私は、相手に何を伝えたいのだろう?と自分に問いかけます。

よーく心を見つめてみると、ほぼほぼ全部なんですけれど、ね。

こういう時期ですけれど、あなたが少しでも心穏やかに過ごせますようにと祈ります。

ちょっと見には、ネガティブだとしか思えないことにも、恩恵が隠れているもの。

それを見つけ出すことができれば、人生はいつだって豊かになります。

アバンダンスを受け取りましょう。

あなたが、本来のあなたらしさを生きることで、人生を楽しめますように。

今日も、幸せ。明日も、幸せ。そんな、ずっと続く幸せを見つけられますように。

love and abundance,
みずがきひろみ

ZOOMによる面談カウンセリングを始めました。よろしければ、お試しくださいませ。

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この記事を書いた人

みずがきひろみのアバター みずがきひろみ 心理カウンセラー

カウンセリングサービス所属心理カウンセラー/神戸メンタルサービス講師・トレーナー。外資系投資会社で20余年株のアナリストとして活躍。自身の離婚問題をきっかけに心理学を学び始め、2008年からカウンセラーとして活動する。13年で8,000件以上の個人カウンセリングを実施、グループカウンセリングや大人数の癒しのワークショップも多数開催している。著書に『母の呪縛をといてありえないほど幸福になる方法』(河出書房新社)がある。

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