「あるがまま」を愛したい

現在、パーソナルセッションは満席です。いつもありがとうございます。

昨日、緊急事態宣言が七都府県に発令されました。様々な視点から、議論はあるでしょう。これから何が起きるか不安と恐れで眠れない方も、すでに大変な思いをされている方もおいででしょう。それでも、ここまで日本はよく守られてきた、と私は感じています。

今、最前線で、必死に戦っている医療関係者の皆さまに最大限の敬意と感謝をこめて、無事を祈りたいです。生活のインフラを支えてくださっている皆さまにも感謝します。

そして、あえて「何もしない」ことが強さであり、愛であり、祈りになることもある、ということに思いを置くようになりました。まだ、私はそこまでの勇気を持ててはいませんが。

せめて、愛され、守られている幸せを噛み締めながら、目の前にいてくれる人を精一杯愛そう、と思いました。

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@ougiphoto

こんにちは。
みずがきひろみです。

年初めにこの1年を占ったら、「癒しの年」と出ました。

「それは毎年のことだわ」と思っていましたが、今年、求められている癒しのスケールは半端ないですね。

昨日、首相の会見でも、都知事の会見でも、繰り返されたのが「行動変容」という言葉でした。

誰か一人がスーパーマン的に頑張ったからといって感染拡大は防げるものではなくて、一人一人が、自分と他者の両方を守るために行動を変えることが必要なので、

「自分さえよければ」という考えを手放しましょう、

という話でした。

Stay at home. 家にいてください。

そうすることで、孤立し、「ひとりであること」を痛感する方もいれば、ソリの合わない家族と過ごす時間が長くなり、イライラMAXになる方もいらっしゃるでしょう。 

どちらも「居心地」はよくないかもしれませんが、この1ヶ月、「自分」と向き合うための時間だ、と捉えてみませんか。

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この1ヶ月、もし、「孤立」を余儀なくされていらっしゃるとしたら、それが「今」必要なプロセスなのかもしれない、と思ってみましょう。

「いい」とか、「悪い」とかではなくて。

つい「寂しい」という辛い感情に襲われると、自分が何か「罰」を受けているかのように思いがちですが、そうではありません。

この「寂しさ」の奥に、あなたの才能が隠れていて、誰かと一緒にいるとそれが花開かないから、「今」は一人なのだ、と思ってみてください。ちょっと難易度高めですけれど。

でも、本当にそういうもの、なのです。

特に、好きになるとつい相手に合わせてしまい、「自分である」ことが難しい人は、「ひとり」でいる時間に、しっかりと「自分」を感じること、「自分でいること」を愛することが求められているのではないかしら。

「自分であること」に自信が持てるようになると、「他人に合わせる」ことが犠牲ではなくなります。譲ったところで、自分の本質が変わらないことを知っていますし、自分の本質をしっかりと感じていれば、「他人」のスペースを作ることは、「愛する」ことになりますから。

この1ヶ月は、そんな「自分を愛する」強化月間にしたいですねー。

逆に、「ひとり」で生きることがかえって「楽」かも、と思っていらっしゃった方にとっては、「寂しさ」や「心許なさ」を感じることが、レッスンなのかもしれません。

「寂しさは、人との接着剤 」と師匠は言いますが、自立しきっているときは、あまり「寂しさ」を感じません。

そうすると「誰かと生きる」ことを願わなくなってしまいます。そんな超自立系の方にとっては、ちょっと弱くなる、メローになることが「自立」的な生き方を手放すために必要なのかもしれません。

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@ougiphoto

わだかまりのあるパートナーや、家族と四六時中過ごすことになる方は、いよいよ向き合ってこなかったこととも向き合わざるを得なくなっているのではないかしら。

どうしたって近い人には、「自分の気持ちをわかってほしい」、「大切にしてほしい」って思いますもの。

お互いに、「自分の気持ちをわかってほしい」、「大切にしてほしい」を相手にぶつけ始めると、「わかってもらえていない」ところ、「大切にされていない」ところばかりが心に刺さって、痛みが噴き出してきます。

怒りも、悲しみも、そのまま受け止めることが大事。

ただ、腹が立つ。
ただ、悲しい。

だって、それが「私」だから。

その気持ちを、どうこうしようとせずに大切に抱きしめてみてください。ちょっと一人になれるところ(それこそトイレでも)で。

お互いに相手に「変わってほしい」と思うから、傷つくし、相手を傷つけてしまうんです。

あなたは、あなたのままでいると愛されない、と傷つき、

相手は、相手のあるがままでいるとあなたに愛されない、と傷つきます。

お互いに、「自分のために相手が変わってくれない!」と思い、傷つき、怒るんです。

だとするならば、この1ヶ月のチャレンジは、「あるがまま」を愛したいと思えるようになること、かもしれません。

私のことも。

あなたのことも。

そして、もし、あなたが、いつか、私の「あるがまま」を受け入れてくれたら嬉しい。

そう思えたなら、少し、ストレスが減るかもしれません。

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これ、すべて、私たちが、新型コロナウィルスによる肺炎が流行するずっと前から持っていた、

ニーズ

なんです。

深く、自分と向き合うと、自ずと、自分のニーズと向き合うことになります。

どれだけ嫌っても、ニーズがなくなるわけではありません。

どう自分のニーズを受け入れて、どうそれを満たすのを助けてもらうために「お願い」をするか。

そんなチャレンジもありそうです。

「癒しの年」。

もう一回り、成長できることを祈りつつ。

love and abundance,
みずがきひろみ

 

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この記事を書いた人

みずがきひろみのアバター みずがきひろみ 心理カウンセラー・ビジョン心理学トレーナー

ビジョン心理学トレーナー。外資系投資会社で20余年株のアナリストとして活躍。離婚問題をきっかけに心理学を学び始め、2008年からカウンセラーとして活動する。14年で8,000件以上の個人カウンセリングを実施。グループカウンセリングや大人数の癒しのワークショップも多数開催している。著書に『きょうだいが苦手だ』(河出書房新社)、『母の呪縛をといてありえないほど幸福になる方法』(河出書房新社)がある。

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