「レス」でも仲のよいカップルは、きっと大勢いらっしゃるのではないでしょうか?「みんな、そんなものじゃない?」と思っていらっしゃるかもしれません。でも、本当の問題は、「レス」であること、ではないのです。
こんにちは。みずがきひろみです。
はじめに・「親密感への恐れ」を超えたい
私たちは、セッ☆スにさまざまなものを投影します。
なかでも、誰しも、投影せずにはいられないのが、「親密感」。
それはそうですよね。目に見える形で、これ以上親密にはなれないでしょうから。
となれば、セッ☆スのある関係性の中で、この「親密感」への恐れがバンバン出てくる、というのは皆さま体験されているのではないでしょうか。
まずは、そういう関係性を結ぶことへの不安や恐れ。
そして、実際に幸せな関係性を持てた後の、長い道のり。ライフパートナーを得る前は、まさか、この後に「親密感への恐れ」からくる心理的な罠が次々と仕掛けられる、なんて思ってもみませんでしたよね。
でも、「親密感への恐れ」は、まさに、パートナーを得てからが本番。
パートナーを得るまでは、「恥ずかしさ」を超える、ことが重大事でした。
パートナーを得てからは、あなたの自己愛が、これでもか、これでもか、と試されます。
相手の問題だと思いがちですが、実は、すべて自己嫌悪との戦い、なんです。
あなたが自分自身を受け入れ、愛することが、相手を許し、相手を受け入れ、相手と愛し合うことにつながる、という一生をかけたレッスンが続きます。
昔、そんな関係性の心のプロセスを知ったとき、「そんなのいつ心の平安が来るんだろう?」とクラクラしました。
今、おかげさまで、このプロセスこそが、「愛すること」を学ぶ道で、それがどれほど豊かなものか、ということがわかってきました。
「セッ☆スとの距離は人生との距離」の意味を知る
私たちは、自分の望まないことが起きると、それは「悪い」ことだと思いますし、なんとかそういうことが起きないように前もってわかるならば、なんとか防ぐ手立てを講じようとします。
でも、一見、「悪い」ことが、二人の関係性にとって、結果的に、本当に「悪い」ことかどうかは、かなりの時間が立ってみなくてはわからないもの、です。
問題を、「だからうまくいかない」と決めつけないで、「ここから何を学ぼう」に気持ちを切り替えることを覚えられたら、毎日のストレスをかなり減らすことができます。言うが易し、なり難し、ですけれど、ね。
でも、その考え方を知っているだけで、ビビる気持ちと向き合えるようにはなってきます。大丈夫。私のようなビビりでも、ここまで来ましたから。
自分の心の中で思っていることは、それを自覚していようといまいと、知らないうちに、外側の世界に映し出して、私たちは喜んだり、悲しんだり、怒ったりします。24時間、365日、休むことなく。
私たちのセッ☆スにおける体験も、日常生活のあらゆる対人関係の中で、違う形で、実は体験しているものなのです。(心理学では、これを構造化、とかフラクタルなどと言うことがあります。)
なので、私の「レス」の処方箋は、セッ☆スとは、一見、なんの関係もなさそうなものが多いです。
でも、それは、普通の日常生活の中で、人との関わり方を、ほんのちょっと変えることが、深層心理のレベルでの対人関係への思い込みを変えることになり、それがセッ☆スのパターンにも映し出されるという、まどろっこしいけれど、戻らない変化を起こすことを狙ってのことです。
はっきり言って、地味な提案も多いですが、愚直に試していただけると、いつの間にか問題が解決していた、なんてボディーブロー的な効果を味わっていただけるかもしれません。
「気づき」ってすごく大事、です。
「これが自分のコミュニケーションのパターンなのか!」という気づきが増えるたびに、知らず知らずに恋愛上手になっているかも。セッ☆スも、詰まるところ、コミュニケーションですから。
今日も幸せ。明日も幸せ。そんなずっと続く幸せを見つけられますように。
love and abundance,
みずがきひろみ