【閑話休題】ナビが多すぎる!

このところ、軽井沢づいているのです。

夏休みにデザイナー建築の別荘をお借りして、1週間、森の中で過ごしたのが、楽しかったのです。東京から近いこともありますし。考えることは皆同じなようで、駐車場を見ると東京ナンバーの車ばかり。Go toキャンペーンも始まりましたし、宿泊予約は取りにくくなりましたね。

こんにちは。みずがきひろみです。

今日は、ドライブを兼ねた週末の小旅行でのエピソードです。

今は、私の足が悪いので、車で乗り付けられるところでないと楽しくないので、ダーリンとのデートも、必然的にドライブ旅行になります。

今回の行き先は、軽井沢。きっと紅葉が始まっていて秋の美しさを堪能できるはず。

そう思ったのに、台風襲来の予報。

「午前中のうちに行ってしまおうね」と早めの出発を心がけてはいましたが、関越自動車道に乗る頃は、雨、雨、雨でした。

足元が悪いので、スピードには気をつけて、と緊張しながら運転します。トラックの後ろになっちゃうと、その前が見えないから、緊張して、背中が張りますね。

ようよう藤岡ジャンクションまで来て、

「よし、埼玉県を抜けたから、あと半分。お昼過ぎには着けるかしら」と気を抜きかけた頃、

ダーリンの電話が鳴ります。

北海道で、今、お母さんが生活している施設から、お母さんと話せるように、弟さんが気を利かせてつないでくださったのです。

すぐさま、ダーリンは、スピーカーフォンにして、ドライバーの私も、会話に入れるようにしてくれました。

ところが、折悪く、雨足速め。けぶる中、標識を見ようとしていたのですが、不器用な私はマルチタスクが苦手ときています。

「あー、ちょっと今は、私を入れないで」

と言っただけで、もうレーンを見失っていて、、、。

目の前の標識は、「北関東道」と「関越道」とあります。行き先の選択肢は、「宇都宮」か「新潟」。

「私は、関越道にのったんだから、関越、関越、関越、、、」と心を集中させて、新潟方面に進みます。

ところがね、いつまでたっても「碓氷軽井沢」ICの標識が出てきません。

「渋川伊香保」ICの標識を見ながら、のんびりと「昔、ここを降りて草津に行ったっけ」と思ったのですが、まだ自分の過ちに気づきません。

雨と霧の中、「水上」まで走って、ようやく、「これ、やっぱりおかしいわ」と心の中にかすかにあった不安が、

「このままでは目的地につけない」

という現実認識に変わります。

隣のダーリンは、「またか」とばかりにウンザリしていて、

「ダサいじゃないか。道がわからないんだったら、どうして最初からナビを入れないんだ?100キロも来ちゃって」

と言いながら、「軽井沢でオサレなランチ」のかわりに、お腹を空かせた私のために、PAで、ぬれ煎餅の袋を買ってきてくれました。

そうでした。私は、不器用なだけではなくて、方向音痴でもありました。

「高速だと遠回りよね。草津から軽井沢に直線距離で突っ切れないかしら?」

とちょっとアタマを使ってみましたけれど、

「車載のナビも、Google先生も、高速を使えと言ってるぞ。草津から軽井沢まで山道なんじゃないか?」

とダーリンは、文明の利器の方を信頼します。(賢い)。

「シャーナイ。こっちに来るときに反対車線で事故渋滞していたから、やれやれだけれど、大人しく高速で戻ります」。

藤岡ジャンクションに戻ってみれば、先だっては目に入らなかった「上信越道」の標識があります。行き先も「長野」と書いてあります。

そこにあるのに、目的地(「真実」)が目に入らなかったのよね。自分を過信してナビも入れていなかったし。

「碓氷軽井沢」の手前の「松井田妙義」ICに着く頃には、雨も小止みになり、きっと深い霧の中だろうと思った碓氷峠まで来たときには、明るい日差しもありました。「真実」に近づいたら楽チンなこと!

まったく、私は、なぜ、霧の中、不安を抱え、背中をバリバリにしながら行き先違いの「水上」まで頑張って行ってしまったのでしょう。アホだわー。

でも、そんな間違いも、遠回りも、人生、アルアル、ですよね。

Marisa Hoの写真から

軽井沢での週末を楽しんだ東京への帰路。

同じ失敗をしてはいけない、と今度こそ車載ナビに「渋谷」と入れて出発。渋滞にも引っかからず、順調に「練馬」ICまでやってきます。ここで外環道と関越自動車道が分かれます。(というか、練馬は関越自動車道の東京側の終点です。)

車載ナビは、「練馬」に矢印が出ています。

「そうそう、私は、外環道に行きたいわけではない」ので、素直に右車線を進みます。

が!練馬方面の分岐点の標識は、「外環道」の下に「首都高」とも書いてあるではありませんか!

「えー!私、そっちが良かったー!」。

もう、遅い。こっちにハンドルを切った以上は、「練馬」で降りるしかありません。ここから「渋谷」に行こうとすると遠回り。しかも、ここは信号が多くていつも渋滞するんだわ。

「このナビ、古いのよね。関越道から首都高にまっすぐ入れるようになる前の情報だから」

とションボリする私に、

「そういうのは、サッサと更新しないとダメなんだよ。時代遅れの情報は信頼できないんだから」と呆れたダーリンは、スマホを取り出して、またしもGoogle先生にナビをお願いします。

「こっちのナビは、高井戸まで行け、と言っているぞ」

とのことなので、私は、頭の中で、「高井戸、高井戸」と繰り返しながら環八を走ります。ところがです。

「次の四面道を左折します」

と大声でナビが言うので、すでに自信を失い、自分のアタマで考えるのを放棄していた私は、何も考えずに言う通りに左折します。

今度は、ダーリンに、

「何やってるんだ!まっすぐ高井戸まで行くって言ったじゃないか!」

と言われ、

「あ、そうだった、そうだった。環八に戻るよ」

とUターンの出来そうなところを探しますが、なかなか中央分離帯が切れません。

もうー、ナビが多すぎるわー。どれ聞いたらいいのかわからない!」。

やっと、駅前ロータリーが見えてきて、あそこでならぐるっと方向転換できるかな?と思いきや、

「ここまできたら、車載ナビも、Google先生も、このまままっすぐ行け、と言っているぞ」

とダーリン。

また2対1だわ。ならば、素直にナビの言うこと聞いておこ。

無事に、勝手知ったる山手通りに出られてホッとするまで、そこから15分でした。

Marisa Hoの写真から

それにしても。

エゴがうるさい時は、意見が多すぎて、何を聞いたらいいかわからないから疲れるわー。

自分を信じるのが大事とは言うものの、それがただの「思い込み」だと、真実がそこに選択肢としてあったとしても、見えないから、心に思う目的地に着けません。

ナビが多すぎるのも、他人の意見に振り回されるばかりで、何をやっているのかわからなくなります。どれが、ホンモノの「宇宙からのメッセージ」だか、「天の声」だか、「精霊の導き」だか、わかりやしません。

でもね。

それでも、「あそこに行こう」と言う思いがあって、諦めなければ「着ける」らしい、のです。

ならば、そこまでの迷いに迷った道のりも、行ったり来たりもコミコミで、楽しめばいいってことかしらね。

Marisa Hoの写真から

今日も幸せ。明日も幸せ。そんなずっと続く幸せを見つけられますように。

love and abundance,

みずがきひろみ

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この記事を書いた人

みずがきひろみ みずがきひろみ 心理カウンセラー

カウンセリングサービス所属心理カウンセラー/神戸メンタルサービス講師・トレーナー。外資系投資会社で20余年株のアナリストとして活躍。自身の離婚問題をきっかけに心理学を学び始め、2008年からカウンセラーとして活動する。13年で8,000件以上の個人カウンセリングを実施、グループカウンセリングや大人数の癒しのワークショップも多数開催している。著書に『母の呪縛をといてありえないほど幸福になる方法』(河出書房新社)がある。

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