問題の本質は、そこに「愛が無い」こと

私たちが抱える問題の多くは、人とつながれない、「愛せない」という悩みから生じています。それくらい「愛したい」と思っている生き物だ、ってことです。

こんにちは。みずがきひろみです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

私の書くものは、どうしても抽象的になりがちです。でも、抽象的に捉えると、どんな問題にもあてはめることのできる見方や考え方がわかります。お魚そのものよりも、お魚の「釣り方」に興味のある方向きかもしれませんね。今日も、そんな抽象論です。笑

今日のHappyになる心の法則

問題の本質は、そこに愛が無いこと

ーすべての痛みは、「分離」から生じます。問題の本質は、そこに愛が無いことだとすれば、そこに愛を投じることで、解決の道筋が見えてきます。

目次

すべての痛みは「分離の痛み」

私たちが、「これは問題だ!」と思うのは、不快な感覚や感情を覚えるから。

「不快だ」と感じるのは、それが私たちにとって、危険だ、と身体と心が認識しているから、ですよね。

「痛み」は、私たちに生命の危険を知らせてくれる大切なシグナルです。

私たち人間は、未熟なまま生まれてきますから、とても長い時間、誰かに養育してもらわないと生きられません。

誰かに養育してもらう必要があるということは、「愛されないとならない」というニーズがあった、ということです。

つまり、「愛」があるかないかは、私たちが生を受けてから、そこそこの時間、私たちにとって死活問題だったわけです。

「愛が無い」ことに、アンテナがたち、敏感に反応してしまうのは、そんな自己保存のニーズが発動するからで、あなたが子供時代を生き抜くために必要なスキルを研ぎ澄ましてきた、ということかもしれません。

本当に、ご苦労さま、でした。

どんな時に「愛が無い」と感じるかは、子供は、素直に教えてくれます。

お母さんと離れたとき。

お腹が空いたり、お尻が汚れていたり、暑かったり、寒かったりと体にとって不快な状態が長く続くとき。

欲しいものが手に入らないとき。

やりたいことができないとき。

大好きなお父さんやお母さんに怒られたとき。

「見てもらえていない」、

「理解されない」、

「できない(役に立てない)」

と感じると、子供は泣いたり、怒ったりして、身体と心の「痛み」を訴えます。

これらはすべてつながりが切れてしまっているという、大好きな誰かと「分離」してしまったという「痛み」です。

「離れてしまった」、「別れてしまった」、「距離ができた」と感じると、私たちは「痛み」を覚え、それが「問題」だと認識します。

問題の本質は、そこに「愛が無い」(と感じている)こと、なのです。

とすれば、その「問題」の解決策は、どうしたら「愛」が無いところに、「愛」を見つけるか、「愛」を投じるか、ということになります。

「自立の罠」は「愛せない」罪悪感が次の「分離」を招くこと

最初に感じるのは、「愛されていない」という感覚であることが多いですよね。

「私の話を、ちゃんと聞いてくれていないな」とか。

でも、その「愛されていない」という痛みは、すぐさま、

「自分、面白い話ができないから」とか、

「私になんて、きっと関心がないんだろうな。だって、ロクなものではないから」といった自己攻撃や自己憐憫に変わります。

「愛されていない」という怒りの下には、上手に「愛せない」という悲しみがヒタヒタと横たわっているもの。

そんな、上手に愛せない自分をちっぽけに思う罪悪感や無価値感を感じるのは、誰しも楽しくないので、「距離を取りたい」と思います。

そもそも話をちゃんと聞けていなかったのは、相手の事情によるもので、愛が無いといえば無いともいえますが、たいがいは他に心配事があったり、その人のコンプレックスからくる想いがあったりで、「あなた」のせいではないことが多いです。

でも、自分の周りにいる人の「気持ち」をよくしたいという思いが強すぎると、そんな相手の反応に接すると、反射的に「できていない自分」を叩くようなことをします。

このパターンがある人は、まず、ご自分の「思い」のクセに気づいてくださいね。

「ひょっとしたら、過剰反応かも?」と。

あとで、落ち着いてから、相手に言葉で確認してみるのもいいと思います。「えっ?そうだったの?」ということが多々あります(ハイ、経験ズミ)。

「上手に愛せない」という罪悪感や無価値感を感じ続けるのはイヤですから、喧嘩をするかどうかはともかく、距離を取ります。この時の「いい気分がしない」というのが「分離」の痛みです。

離れると確かに気分は楽になります。

人生は楽しむにこしたことはないので、離れていいんです。何も、そばにいて苦しい相手と不必要にツノ付き合わせなくてもいいです。

が。

「上手に愛せなかった」という罪悪感や無価値感は、残念ながら消えません。もう2度と同じ思いをしたくないと思うと、「愛する」ことにも、「愛される」ことにも警戒心を持ちます。

「愛する」ことも、「愛される」ことも、「分離」の痛みからは無縁ではいられないと思うと、そういう自分の感情そのものから、離れていたい、近づきたくないと思ってしまいます。

「面倒くさい」というセリフの多い人は、そんな静かな苛立ちを抱えている可能性があります。

「いいよ、一人でやるから」。ついつい、一人で頑張ることを選びがちになりますね。

「上手に愛せなかった」という罪悪感を抱えると、どんどん「自立」します。この「自立」は、一人で頑張るという選択を繰り返して分離していくことを言います。

「もう、いいよ。面倒くさいし」、

と言って離れたことがまた罪悪感を作るので、次の誰かとも、「きっとご迷惑ですよね」と思って距離を取るのです。

「自立の罠」は、「分離」した罪悪感が、次の「分離」を作るという無限ループになりかねない、ということ。

なので、「愛せない」自分を許すことがとても大事なのです。

「愛されない」のも、「愛せない」のも、しんどいです。だから、そんなご自分の心を癒す時間を持ってくださいね。

何を、誰を、どう愛するかがあなたらしさ

私たちは、もともとが「愛したい」存在で、そのための「ギフト(天性の才能や資質)」も持っているのに、悩みの中にいるときはそれが見えません。

自分を見失い、自分でないものになろうとすることで、問題をより大きなものにしているのです。

とても多くの方が、ありのままの、本当の「自分」を知らない、と私は感じています。ありのままのあなたは、もっと自由に、もっと楽しく、もっと「好き」という気持ちに突き動かされて生きているような人ではありませんか?

「問題」の本質は、そこに「愛」が無いか、あるのにそれを感じられないことにあります。

ならば、解決の糸口は、その状況に「愛」を投げ込むこと、もしくは、その状況の中に「愛」を見つけることで見えてくるはずです。

相手があなたの話をちゃんと聞いてくれないとしたら、そこにはどんな事情があるのだろう、と相手を思いやることもできます。

相手には相手の問題があるのだろう、と不問に付して、あなたは傷つかない、という愛し方もあるかもしれません。

相手の言動に「愛が無いなぁ」と感じるときは、自分の方も、あまり「愛がある」見方はしていないものです。

そこには、「人の話はちゃんと聞くべきでしょう」という批判がありますよね。

もしかしたら、子供の頃、「人の話をちゃんと聞いていないんだから!」とお母さんにひどく叱られた悲しい体験があって、自分は「愛がない」と思い込んだのかもしれません。そして、そんな自分をダメだと嫌ったから、あなたはいつだって一生懸命に人の話を聞こうと頑張ってきたかもしれません。

そんな悲しい体験や自分についての思い込みが、あなたの人や状況の見方や感じ方を形作っているのです。

でも、そんな体験をする以前から、「愛する」ためのギフトをあなたは持っていて、それを本当は使いたくて仕方がないはずなのです。

あなたは、お母さんの話を注意深く聞くタイプではなかったかもしれませんが、お母さんが話している間も、どんないたずらでお母さんを笑わせようかと思いを巡らしているような子供だったかもしれません。そんなあなたの「ギフト」は、オモシロイこと、楽しいこと、なのかもしれません。

あなたが、自分は「愛がない」と思ってしまったその誤解を解いて、人をびっくりさせて楽しませるという愛し方が得意なのだ、と気づけたなら、もう自分を責めなくて済みますね。

自分を許せたら、相手にも事情があることがわかりますから、不愉快な感情を持ち続けずにすむようになるでしょう。

人は皆、それぞれに生まれ持った感性が違いますから、そして、どう愛されてきたかも違いますから、何に愛を感じるかも違います。

あなたが、誰を、何を、どう愛するかこそが、あなたの個性、「あなたらしさ」なのだ、と私は思うのです。

問題を乗り越えるたびに、「愛し方」の引き出しが増えていくとしたら、問題すら、恩恵だと思える日が、きっと、きますね。

love and abundance,

みずがきひろみ

「ギフト」については、こちらの記事もご参照ください。

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この記事を書いた人

みずがきひろみのアバター みずがきひろみ 心理カウンセラー

外資系投資会社で20余年株のアナリストとして活躍。自身の離婚問題をきっかけに心理学を学び始め、2008年からカウンセラーとして活動する。14年で8,000件以上の個人カウンセリングを実施、グループカウンセリングや大人数の癒しのワークショップも多数開催。著書に『母の呪縛をといてありえないほど幸福になる方法』(河出書房新社)がある。

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