【Better halfと生きる】それは「こだわり」ですか?「押しつけ」ですか?

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今年も綺麗に咲いてくれました@お隣さんの桜

こんにちは。
みずがきひろみです。

洗濯物は、畳む派ですか?それともハンガーにかける派?

私の友人に、パンツにも糊付けしてアイロンをあてたい洗濯マニアがいます。「え?パンツに糊付け?」って最初に聞いたときはびっくりしましたが、それが彼女の「こだわり」なんですね。

目を丸くしている私に、「私、ノリが好きなの」って、彼女は笑っています。

別の友人に、「平日に包丁は持ちたくない」を貫いている人がいます。彼女にとって、「平日」は仕事優先の時間なのです。好奇心の強い人なので、一旦始めてしまうとどこまでも追求してしまうんでしょうね。平日に、お料理に一生懸命になりすぎないために「一切やらない」と決めたようです。

たとえゴミ出しでも、髪を整えてお化粧をしないと家を出ないと決めている人もいます。

我が家では、ダーリンは、お風呂はお湯がまだ温かいうちに、バスタブを洗う、と決めています。それは、ダーリンにとって、思い立ったら「すぐにできる」ことが大事なので、「すぐにできる」状態に常にしておくことに「こだわり」があるのです。そのためには、使い終わったらすぐに洗ってスタンバイ、がベストなのです。

私は、もう少し完璧主義的なところがあって、例えばお風呂を例にとると、入れたお湯が「綺麗」であることが大事で、バスタブに埃や垢が残っているのではないかと気になるので、たとえダーリンがお湯を落とす時にサッとタブを洗ってくれていても、お風呂にお湯を張る前に、必ずバスタブを洗います。

「バスタブを1回使用したら、1回しか洗いたくない」と二人とも忙しいものだから思っていて、そうすると、お風呂を上がるときにタブを洗うのがいいのか、それともお風呂を入れる時に洗うのがいいのか、で「正しさ」を主張し合っていた時期もありました。

お互いの「こだわり」が違うところにある、ということを認める前に、どちらの考え方が「正しい」かで、つい競争してしまうんですね。

一人で生きている時は、自分の「こだわり」を通すことになんの問題もありませんから、「いい」と思ったら、それが「正しい」やり方になります。

でも、誰かと一緒に生きるとき、「こだわり」が違うと「正しい」答えも違うので、どちらが「より」正しいかで競争したくなります。変な話、その「こだわり」には、それまでの自分の人生がぎゅっと詰まっているような気持ちになっちゃうんですよ。

たかが、お風呂をいつ洗うか、だけの話なんですけれど。

でもね、お互いに、相手が自分の言い分を聞き入れてくれないってブツブツ文句を言いながらやっていくうちに、

そもそも「バスタブを1回使用したら、1回しか洗いたくない」という「合理的であること」至上主義を手放すとか、

相手の「こだわり」を大切にするという「優しさ」を大切にするとか、

「忘れても許す」とか、

ついに自分の「こだわり」をあきらめるとか、

そんな繰り返しの中で、自分の「こだわり」は「こだわり」ながらも、それを相手に「押しつける」ことをせずにすむくらいにゆるめられるようになってきたのだと思います。

こういうのを「馴染む」というのでしょうか。

「こだわり」は自分の趣味、なんですよね。あくまでも主観的なもの、なのです。

それを「〇〇でなければいけない」(本人的には、それほどの大事なのですが)と言ってしまうと、「押しつけ」になって、相手を否定してしまいます。

一般論にすることで、自分を正当化できますが、それが真実かどうかはわかりません。時として、それは他の人の「こだわり」を踏みつぶしてしまうことだってあります。

「こだわり」は「らしさ」を創るから、自分にとってはとても大事なものです。

それをどう「押しつけ」ずに、でも、私が「私の趣味」を生きることをそっと許してもらうか。

相手の「こだわり」という「趣味」を生きることを許すか。

誰かと生きるってそういう面倒くささを引き受けることなのです。

そんなたくさんの「こだわり」が馴染み合うと、きっと一つのブーケのように、また新しい美しさや楽しさを創り出すことができるのでしょう。

「こだわる」けれど、「押しつけない」。

「押しつけない」けれど、「馴染む」。

それを面倒くさいと思うか、その面倒を楽しいと思うか。

人生を豊かなものにするコツも、そんなところにありそうだと思うのです。

love and abundance,
みずがきひろみ

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この記事を書いた人

みずがきひろみのアバター みずがきひろみ 心理カウンセラー・ビジョン心理学トレーナー

ビジョン心理学トレーナー。外資系投資会社で20余年株のアナリストとして活躍。離婚問題をきっかけに心理学を学び始め、2008年からカウンセラーとして活動する。14年で8,000件以上の個人カウンセリングを実施。グループカウンセリングや大人数の癒しのワークショップも多数開催している。著書に『きょうだいが苦手だ』(河出書房新社)、『母の呪縛をといてありえないほど幸福になる方法』(河出書房新社)がある。

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