変わりたいのに変われないとき。

こんにちは。
みずがきひろみです。

「変わりたいのに変われない」とき。

ゴルフの飛距離を伸ばしたくて、ずっとスイングを点検しては、修正して、素振りを繰り返しているのに、なかなか結果が出ないとき。

仕事のパフォーマンスを上げたくて、ミスを減らす努力をしたり、スキルを上げるために講習に通ったりと頑張っているのに、イマイチ成果が見えないとき。

彼(女)とそろそろ結婚話が出てもいい頃で、距離を縮めたくて、彼(女)を理解しようと、あの手、この手とアプローチするけれど、一向に関係性が変わらないとき。

「私、こんなに頑張っているのに、何がいけないんですか?」と詰め寄りたくなりますね。

努力しても、期待したような結果が出ないときって、辛いですもの。

「頑張れば、きっと報われる」って思って頑張ったのに、そうはならなくて、でも、「頑張る」以外の道も見つからなくて、

「報われないのは、頑張りが足りないからだ」

と思うと自罰的になります。

「欲しい」ものが手に入らないのは悲しいし、諦めないとと思うと、誰かを悪者にしたくなりますね。

他人に、「あの人がもう少しわかってくれたら、、、」と怒れたら、自分はちょっぴりラクできそうな感じがしますけれど、そんな理屈が見つからないときは、自分ばかりを責めてしまいます。

これをやっているときって、苦しくてしんどいけれど、残念ながら、エネルギーが空回りするので、あまり生産的なことに努力を向けられません。

そんなときは、頑張れば頑張るほど、自分が惨めな気持ちになったり、余計に物事が難しいことになって、ますます身動きが取れないと感じるかもしれません。

そうすると「頑張ってもムダ!」って放り投げたくなることもありますね。

何度もそういう気持ちになる、かもしれません。

でも、これまで努力を積み重ねてきたのを放り投げるのは、ここまで一生懸命にやった「自分」が可愛そうだ、とも思うんです。

なぜ、そんなに頑張ったのでしょう?

なんのために頑張っているのでしょう?

「変わりたい」のは、もっといい明日を迎えたいから。

「変わる」というのは、自分の中の古い思い込みを手放して、新しい考え方、新しい見方、視点を受け入れることがベースにあります。

古い思い込みを手放すのは、とても勇気がいります。

「もう、この状況はいらない!先に進む!」と不退転の決意で、スパッと手放される方もいらっしゃいます。

「そう思いながら、これまでうまくいかなかったのだから、違う見方で生きた方がいいというのはわかるけれど、なんだか怖いんですよねー」。そう感じる方もおいでです。この段階で、逡巡しながら、長い時間を過ごされる方も少なくありません。

「いい」とか「悪い」とかではなくて、その方の「あり様」だと思うんです。怖くても、冒険好きで、飛び込んでいくタイプの方もいれば、怖がりで、決心がつくまでじーっと動かない方もいらっしゃいます。

ただ、この「決心」は、他人が代わりにできることではありません。自分が「考え方」「見方」を「変えたい」と思わなければ、変わりません。

それは、「私はどう生きるか」という選択ですから、他人が決めたり、変えたりは、できないのです。

新しい見方や、考え方、を受け入れたとしても、すぐに、何もかもが変わるわけではありません。

むしろ、環境や周りの状況は、悪化することもあります。タイムラグがあるんです。

これまでの自分の態度や言動、そのもととなる物事の見方や考え方が、今の状況を作っているとすれば、踵を返して、違う方向に歩いたとしても、しばらくは、同じ状況に「違う」対処の仕方、それも今までやってきていないから「慣れていない」やり方で取り組むので、ますますうまくいかない、なんてこともあるんです。

焦りますよね。

でも、不思議と心はどこかちょっとホッとしているところもあるんです。

そんな、「変わりたい」と願い、「考え方」「見方」を変えると決めて、自分のふるまいを変えようと頑張ってこられているのに、うまくできないとき、私は、土の中のタネを思い起こすようにしています。

私は、今、新しい畑の土を耕しているのかしら?

それとも、耕した畑にタネを蒔いているのかしら?

タネを蒔いたけれど、まだ芽が出ていなくて、日を当てて、水をやり、自然の力に祈っているのかしら?

土を耕すのは自分でなくてはできません。

タネを蒔くのも、自分がやることです。

でも、そこまでやったら、水は自分でやりますし、日光量の調節も出来る限りはしますけれど、そして、雑草むしりもしますけれど、そこから「時間」が必要だったりします。

双葉が出る時間。

茎が伸びる時間。

花が咲くための時間。

その間に、水やりをしなくなったら、せっかくの土作りも、タネまきも、無駄になってしまいます。

タイムラグは、その人のプロセスにもよりますけれど、私自身の経験で言えば、半年くらいのこともありましたし、2~3年のものもありました。とても大きなプロセスは、10年近くかかっています。

はじめから、10年のプロセスを信頼するのは難しいでしょうけれど、「ありがとう」を意識して言うとか、食事を味わって食べるとか、小さな努力の積み重ねが、小さな変化を生んで、そんな小さな変化の積み重ねが大きな変化をもたらしてくれたように思います。

私は、臆病なたちなので、小さな変化の積み重ねで、人生を変えてきていますが、お客さまの中には、もっと大胆に、ババーっと進まれた方もおられます。ホント、人それぞれ。

私は、自分のタネを蒔くとき、

「ゆっくりと、大きくなってね」

とつぶやいているようです。

きっとそれが私のペースなんですね。

寄せては返す波のように、

時間が私に優しいときもあれば、

素っ気なくて、私なんかいてもいなくても同じじゃないか、

むしろいない方がいいんじゃないかしら、

そんな風に思ってしまうときもありますけれど、

朝、起きて、そんな「自分」に水をやり、

お日様の光を浴びることを繰り返しできるようになった頃から、

私の世界は確実に変わり始めました。

私が「変われる」ことを信じて、待ってくれる人がいることを知っていたから、そんな焦れったい時間もやり過ごせたのかもしれません。

あなたのその努力がいつか報われますように。

love and abundance,
みずがきひろみ

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

みずがきひろみ みずがきひろみ 心理カウンセラー

カウンセリングサービス所属心理カウンセラー/神戸メンタルサービス講師・トレーナー。外資系投資会社で20余年株のアナリストとして活躍。自身の離婚問題をきっかけに心理学を学び始め、2008年からカウンセラーとして活動する。13年で8,000件以上の個人カウンセリングを実施、グループカウンセリングや大人数の癒しのワークショップも多数開催している。著書に『母の呪縛をといてありえないほど幸福になる方法』(河出書房新社)がある。

目次
閉じる