みずがきひろみです。
ハワイ島に来ています。
この4年ほど、毎年、師匠の師匠である、チャック・スペザーノ博士とレンシー・スペザーノ女史の元に、心理学やスピリチュアルなものの見方を学びに来ています。
今回のセミナーで、それも「一区切り」かもしれないと思うと、ちょっと、というか、かなり、寂しい思いが上がってきます。
小学校でも、中学校でも、高校でもそうですが、「卒業式」っておめでたいけれど寂しいじゃないですか。明日から、これまでいつも顔を合わせていた人と会わなくなる、というのが大きいですが、それだけではないように思います。
学校を卒業すると、学校との関わり方が変わります。お世話になった先生との関わり方も変わります。学んだこととの向き合い方も変わるかもしれません。
距離感が違えば、見えるものも変わりますから。
日本では、小学校は6年、中学校は3年が義務教育と決まっていますから、みんな否が応でも決まった年数で、修了し、卒業して、次のステージへと進みます。
大人は、そうとは限りません。
例えば、仕事ならば、いきなり異動があったり、昇格したり、と変化が突然やってきて、無理やり「卒業」させられてしまうことがあります。
恋愛だって、結婚する、子供が生まれるなどのライフイベントで、これまでの自分の生き方を「卒業」させられることがありますね。まるで、神さまに、「ほらほら、次のステージに進んで!」とお尻を叩かれているように感じます。
誰かととても親しく交際していたのに、「なんだかちょっと違うかも」とふと思うようになって、関係性が変わる、なんていうのもありますね。
離婚して、これまで「ヒロミ!」って呼び捨てていたのが、「ヒロミさん」と呼ぶ関係性になる、とか。
子供が成長して家を出て行くと、もう自分の子供だとしても、頭ごなしに叱りつけたり、用をたすことを頼めなくなる、なんてこともあります。「お願いします」なんて、ちょっぴり他人行儀な言葉遣いが当たり前になったりします。
それが喜ばしいことで、素直に「嬉しい!」って思えることであったとしても、やっぱり寂しいと感じてしまいます。
そんな、決して悪いことではないかもしれないけれど、何かが終わり、新しいステージへと歩み出す、その変化の兆しを感じている方、多いのではないかしら?
新しいものがやってくるのか、新しいものに向かって歩き出すのかはわかりませんが、そんな「終わり」の「始まり」を感じているならば、
それだからこそ、「今」を大切に、
「今」を愛し尽くしてくださいね。
「変化」というのは、「今」にしか起こりません。
過去に起きたことをどれほど後悔して、そのことに悩み苦しんでも、「今」は変わりません。
「癒す」ってそういうことではありません。
過去に起きたことの「見方」を変えるというのは、「今」の私たちの、「過去」に対する態度や姿勢を変えることです。
そうして「今」の自分のありようを変えようとすると、「過去」が違って見えてきます。
同じように、未来をどれほど恐れて、不安がってみても、何も変わりません。
でも、「今」の自分のあり方を変えるなら、未来は着実に変わりますよね。
起こっている「変化」をいいものにするためにも、
生み出そうとしているものを「いい」ものにするためにも、
「今」を愛して、愛して、愛してみましょうか。
私も、これからの10日間、とことん楽しもうと思っています。
私が、ここに来ることを、応援し続けてくださった大勢の人たちの思いを受け取りながら。
ハワイ島より、愛をこめて。
love and abundance,
みずがきひろみ