思いがけない人が、思いがけない時に、連絡をくれたりするものです。まったくの新しい「出会い」かもしれませんし、過去にどこかで出会ったことのある人の場合もあります。新しい「出会い」も、思いがけない「再会」も、どれも、「今」のあなたを助けるためめの、神さまからの贈り物。そんな神さまからの贈り物を、たくさん受け取れますように。
こんにちは。
みずがきひろみです。
1 「出会い」は「偶然」だけれど 「必然」だとしたら
少し前のことです。fbにお友達申請をいただき、見れば、もう15年くらいご無沙汰なお名前でした。
Marisa。私が、まだ投資家だった頃の取引先の投資銀行のアナリストであり、友人であり、男性社会で生き抜こうと励まし合っていた同志のような人です。とはいえ、私が投資の仕事を辞めてからは、ずっと会うこともありませんでした。
そんな彼女から、突然、連絡が入ったのです。
「北海道で、目的地に行くためにバスに乗っていたら、ふと、ひろみを探してみよう、って思ったの。簡単だったわ。fbにいるじゃない!」。
相変わらず、サクサクとした小気味いい語り口のメッセージです。
彼女のページを覗いてみると、北海道を旅している写真が、連なっています。もう2週間くらい北海道で、厳しい寒さの中、鶴や鹿、景色を撮り続けているのかしら。もううっとりするくらいに美しい写真が並んでいます。
「もう何年も前に、投資の仕事は辞めて、その後、写真に夢中になったの。今は、気持ちの赴くままに旅に出ては、自然を撮っているわ」。
私の中の?を解くようにメッセージは続きます。
「またつながりましょうよ」。
もちろん、こちらこそ願うところです。
それにしても、「今」になって、彼女は「ふと」私のことを思い出してくれて、持ち前の軽やかさでさっさと私を探し出してコンタクトをとってくれました。
どんな「出会い」も決して偶然ではない、と言います。「出会う」べくして出会っている、と。
25年前に出会った時は、お互いに株のアナリストで、私は日本にいて、彼女は香港にいて、香港が中国に返還される前の香港株のバブルとその後のアジア危機をどう見て、何に投資したらいいのか、たくさん議論しました。
彼女は、才媛中の才媛で、私の投資判断をパワフルにサポートしてくれました。彼女が若くして出世街道を一気に駆け上っていくところは、清々しいくらい、でした。
今度は、私は心理カウンセラーで、彼女は写真家です。
神サマは、私に、彼女を通して、何を見せてくれようとしているのかしら?
2 「美しさ」という女性性の癒やし
今、新型コロナウィルスの感染拡大や、自粛ムードの結果としての景気の低迷など、多くの方が、大きな不安や恐れを抱えています。
Marisaの住む香港を思うと、昨年の中国とのいざこざや香港内での葛藤から引き続いてのこの感染症による不安ですから、香港人のストレスレベルときたら、いったいどれほどでしょう。
起こっている出来事については、自分なりの分析や意見がしっかりある人ですが、日本での滞在中に香港からの渡航を日本が制限したために、帰国できなくなったのを、「日本は、足止めされるにはいい国よ」と気に止める様子もなく、写真の撮影に明け暮れています。
彼女の美しい写真を見ていると、私は、自分の内側が研ぎ澄まされて、すーっと落ち着いてくる感じがあって、
「美しさは、女性性の癒やし」
だということを思い出しました。
よく感情がすさんで苦しい思いをしていらっしゃる方に、「美しいと思うのものを探してみて」という宿題を出します。
心のアンテナが、争いごとや怖いこと、悲しいことに周波数があっていると、つい起こっていることすべてを「脅威になること」と解釈してしまいます。
残念なことに、人の思いやりすら、「攻撃」に感じられたりもします。
そうなっている自分の心のアンテナを、いきなり「愛の周波数に切り替えましょう」と言っても、難しいかもしれません。
そんなとき、「綺麗だなぁ」と思えるものと出会えると、ふと心が緩んだり、和んだりするものです。
ひとりぼっちだと思うときに、緑の中を散歩するだけで少し落ち着いた、なんて経験はありませんか?
「美しさは癒やしね」と私。
「カメラを持って、自然と向き合っているとき、私は一番平和な心でいられるのよ。私の見ている自然の『美しさ』が誰かを幸せにできるのなら嬉しいと思って写真を撮り続けているわ」とMarisa。
本当に、出会いは必然。
つながりたいと願えば、つながるべき人とはつながれるから。
起きていることを信頼して、つながれる人とのご縁を大切にしてみて下さいね。
love and abundance,
みずがきひろみ