厄介な感情とどうつきあったらいいのだろう(3)~ポジティブな感情は感じにくい~

朝、お散歩をすると汗ばむくらいになりました。私は、お散歩ですが、ジョギングする人、多いんですね。薫風。

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朝のお散歩コース。風がとても爽やかでした。

こんにちは。
みずがきひろみです。

目次

1. ポジティブな気持ちはわかりにくい

この2ヶ月、最低最悪の気分に見舞われた方もいらっしゃると思います。

気分だけじゃないわ!最低最悪の出来事にも見舞われているわ、とおっしゃる方もおられるでしょう。

そのネガティブな感情。

そのどうしようもない不安、恐れ、悲しみ、悔しさ、絶望。

感じたくない感情ですけれど、残念ながら、私たちは、ネガティブな感情の方が、ポジティブな感情より、「よくわかる」ようなのです。

2歳児は、すべてのことに、一度、「イヤ」と言います。

「ケーキ食べる?」、「イヤ!」。

「クッキーもあるよ?」、「イヤ!」。

「おみかん、好きでしょ?」、「イヤ!!!」って、逃げちゃったりしますね。

「寒いでしょ?カーディガン着なさい!」、「イヤ!」。

「お風呂の時間よ。パパと入ってきて」、「イヤ」。

もう、何でもかんでも、最初は、「イヤ」なんです。

この時期をつきあったことのあるお母さんは、最初の「イヤ」に頓着しません。

「あぁ、イヤなのね、その時期ね」って。

しばらくして、「ケーキよ」と差し出すと、素直に食べたりするからです。

本当は「ケーキ」が「イヤ」なわけではありません。

「イヤ」と言うことで、「自分」が「お母さん」と違う別の人格であることを確認しているだけなんです。

「自分」を知りたいから、「イヤ」と言ってみるんです。

「いいね」は「イヤ」よりわかりにくいし、感じにくいのです。

ネガティブな感情の方が、感じやすくありませんか?

ポジティブな感情、特に、「幸せ」とか「平和だなぁ」とか、の穏やかな感情は、心にひっそりと囁くようで、

ガーガーがなりたてる「怒り」や、悶々とする不愉快に、簡単にかき消されてしまいそうです。

傷ついたり、疲れがたまって調子の悪いとき、「好きなことをやってみてください」と言っても、「もう、何が好きなのかわからなくなりました」とおっしゃる方は少なくありません。

そんなときは、「イヤなことはやらないようにしましょう」とネガティブな感情を頼りにして、心が望むことを見つけようとした方がわかりやすいようです。

2. ネガティブな感情は「願い」を教えてくれる

ネガティブな感情は、危険を知らせる「警戒信号」だと書きました。「警戒信号」である以上は、大音響でなくてはならないのでしょう。

警戒信号なのですから、「イヤな気分だ!」で終わらせてしまってはもったいない、と私は、思います。

どのネガティブな感情も、「こうであるべきではない!」、「こんなのイヤだ!」という気持ち、です。

本当は、大音響で、

「こうではないものが欲しい!」、「こうであって欲しくない!」

と心が叫んでいるんですよね。

悲しいならば、どうだったら嬉しいのか。

寂しいならば、どうしたら親密感を感じられるのか。

怖いならば、どうしたら安心感を得られるのか。

「ごめんなさい」という気持ちになるのなら、自分は、どう感じて、どういうあり方をしたいのか。

無力感を感じるのであれば、どれほど役に立ちたいと思っているのか。

ネガティブな感情は、本当は、自分はどう生きたいのか、そんな「願い」を炙り出してくれます。

カウンセリングをしていますと、お客さまは、「怒っている自分が嫌い!」、とネガティブな感情を持っていらっしゃること自体に罪悪感を持たれるのですが、恨み辛みの奥には、必ず誰かの幸せを願う心が隠れています。

私は、その「願う」心そのものが「美しい」と感じるのです。

3. 「願い」を叶えるために持ってきた、生れながらのギフトは何だろう?

その願いを叶えられないから、癇癪を起こしたくなるのですが、

この願いこそが、本来の自分の生き方や、

自分が生まれもったギフト(天賦の才)のありかを教えてくれているのです。

このギフトとは、「笑顔」だったり、「美しさ」だったり、「思いやり」や、「無邪気さ」や、「優しさ」といった、生れながらにふんだんに持っている性質なのですが、私たちは、親を助けるためにこれを持ってきました。

ところが、思ったような結果にならなかったり、親に理解してもらえないと、それをあまり「いいもの」とは思えなくなっていたり、そこまでではないにしても本人的には「当たり前」すぎて、それを「長所」とは思っていないことが多いです。

でも、このギフトこそが、人を「愛する」ために使える才能や魅力なんです。誰かをとても幸せにできるもの、なのです。

人は、とても多くの場合、自分が大好きな人に愛されているかどうかにしか興味がなくて、

愛されていると思えば、優しい感情を感じられるけれど、愛されていないかもしれないと思うと、途端にネガティブな感情に心を支配されてしまいます。

誰かに「愛される」ことを待っている間は、自分の無力感ばかりが刺激されますが、

「愛する」ことを覚えると、「愛される」ことでしか感じられないと思い込んでいたポジティブな感情が、心の中に流れ込んできます。

そして、「愛する」ことができるようになると、「愛されている」ことにも気づけるようになります。

ネガティブな感情を感じているときは「愛する」ことをサボっているというのは、この、誰かを愛するためのあなたの才能だったり、魅力だったりを発揮していないよ、ということなのです。

まずは、あなたが「愛したい人」の中で愛しやすい人から、あなたの魅力を分かち合ってみましょうか。自然にあなたが自分の良さを発揮できる人からで、大丈夫です。

少しずつ、あなたが「愛する」人の輪を広げてみましょう。

「愛される」ことを待っているときには感じられなかった自信が、きっとあなたの心の内から湧き上がってきて、ますますあなたを魅力を高めてくれるはずですから。

「幸せ」は、外から来るものではなくて、内からじんわり広がってくるものなのです。

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フラワームーンはすごく明るかったですね。ベランダでお月見しました。

あなたが、本来のあなたらしさを生きることで、人生を楽しめますように。

今日も、幸せ。明日も、幸せ。そんな、ずっと続く幸せを見つけられますように。

love and abundance,
みずがきひろみ

 

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この記事を書いた人

みずがきひろみ みずがきひろみ 心理カウンセラー

カウンセリングサービス所属心理カウンセラー/神戸メンタルサービス講師・トレーナー。外資系投資会社で20余年株のアナリストとして活躍。自身の離婚問題をきっかけに心理学を学び始め、2008年からカウンセラーとして活動する。13年で8,000件以上の個人カウンセリングを実施、グループカウンセリングや大人数の癒しのワークショップも多数開催している。著書に『母の呪縛をといてありえないほど幸福になる方法』(河出書房新社)がある。

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