平成の終わりに。あなたの幸せは過去にはありません。

現在、パーソナルセッションは満席です。いつもありがとうございます。

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こんにちは。
みずがきひろみです。

こちらのブログはしばらくご無沙汰してしまいましたね。

4月は、神戸メンタルサービスの講座やワークショップが続き、飛び回っていました。いらしてくださった皆さま、ありがとうございました。たくさんの美しい思いに触れられて、私はとても幸せでした。

写真は休日の月曜日に、今日から始まる神戸メンタルサービスの7日間ヒーリングワークの会場があるみなとみらいに行った時のもの。横浜美術館の前の並木通りの新緑が眩しかったです。横浜でお目にかかる皆さま、どうぞよろしくお願いします!


 「手放し」は自分の「好き」を知るプロセス

この2ヶ月、平成に置いていきたいものを手放しましょう、とお話しすることが多かったです。

振り返ると、私にとっては、この2年間が大きな手放しのプロセスだったように感じます。私は、臆病なので、一気にはなかなかできなくて、本人も気づかないくらいチビチビとやっていたのですが、おかげさまでこの2ヶ月で、自分にとって本当に大切なものがクリアになってきたように思います。

何より、私のワードローブが変わっていました!まだガチャガチャしていますけれど、気がつけば入れ替わっていました。

ただ、「好き」なものをより大切にできるようになっただけ、なんですけれど。

だから、「変わった」というより、「絞られてきた」といった方がいいかもしれません。


器もそう。使う器のうち、漆が多くなりました。唇に当たる優しさが「好き」だから。


「好き」を大切にしながら、一歩ずつ歩いていたら、気がつけば、ごそっと落ちているものがありました。


「好き」がわからないとお悩みの皆さま、あまり心配せずに、ゆっくりとご自身のペースで、その時その時に選ぶものを大切にしてみてくださいね。「嫌い」がわかるのであれば、それから外せばいいですし。


 「いい」「悪い」の判断はいつだってエゴの声


自分を見ている時って、どうしても自分を「いい」「悪い」で判断しがちですよね。これ、エゴの仕業です。

エゴは、自分を「悪い」ものと見ますから、「私はいなくなった方がいい」とか、「私はいてはいけない」と思い、「離れる」ことを「愛」だと言います。

もし、あなたが自分が「好き」ではないところにいて、でも、いる「べき」なのだと思っているのであれば、何もずっと拷問台にのっている必要はないのですから、「離れる」ことは自分を大切にすることだと思います。

でも、もし、「好き」なのに、自分が「悪い」から「ここにいてはいけない」、「いない方がみんなのため」と思うのだとしたら、どうもそれはエゴくさいです。


「みんなのため」は、エゴがよく使う常套句です。

その「みんな」はいったい誰が言ったのでしょうか。「誰か」はそれらしきことを「言った」かもしれませんけれど、おそらく「みんな」ではありません。でも、エゴは、その「誰か」を味方につけて、「自分は悪い」「自分はダメだ」と言い募ります。

エゴって頭いいな、って思うことが多いです。すごくもっともなんです。

ですから、正義感ぶっている自分の言い分は、ちょっとだけ疑ってみるといいようです。「いい」「悪い」とか、「べき」のような判断が入る時、その判断は、「自分」のためかどうかもう一度確かめてみてくださいね。

手放さなければならないのは、「自分はダメ」という思い込みの方なんです。


 「好き」「嫌い」にも騙しがあります

「いい」「悪い」より、「好き」「嫌い」で決めたいのですが、これも騙しがあるから、ややこしいのです。

エゴは頭がいいけれど、感情ってバカなので、大好きで大切な人に怒ってしまったり、本当は近づいて甘えたいのに拗ねちゃったりと、ただ「恐い」ってだけで脊髄反射的に反応するから、心の底の思いを裏切ることもしばしば。

「嫌い」って思ったらいけない、と自分を戒めていると本当は何が好きで、何が嫌いなのかわからなくなることもあります。みんな「好き」と思ったら、逆に選べなくて、とても忙しくなってしんどい思いをするかもしれません。

子供の頃から犠牲的に頑張るクセがあると、頑張ることはもちろん、誰かに優しい気持ちを持つことすら、自分が「犠牲的になってしまうかも」と怖くなって、警戒心を解けないことだってあります。そんな時は、本当は優しくしたいのに、突っぱねてしまいそう。

自然体でいるのって、言うほど簡単じゃないですね。


 「後味」が真実を教えてくれる?

強いて言えば、後味で、わかることってあります。

犠牲的な振る舞いは、「後味が悪い」です。うしろめたい気持ちがあるんですね。

でも、自分の中の「愛」を引っ張り出すのに頑張ったときは、それが心の痛みを伴うものだとしても、「仕方がないな」と諦めのつくものだったりします。

人って、なんだかんだ言って、やっぱり「温かいもの」「優しいもの」「美しいもの」が「好き」なのではないかしら。

そういうものを見たいし、それに触れたいし、自分もそうありたいのではないかしら。

「綺麗ごと」と足を引っ張りたくなる気持ちもあるけれど、それでもそれを否定しきれない、本当は否定したくない、そんな想いの方がやっぱり強いように思います。

そのとき、そのときでは、自分が本当にどうしたいのかがわからなくても、しばらくすれば「後味」が、あなたにとってそれが「真実」の思いだったかどうかを教えてくれます。

もし、「間違えた」と気づいたなら、後からでも「間違っていました」と言える勇気を持てたらいいなと思います。とても難しいですけれど。

自分が「間違えた」と認められたら、きっと「真実」を選べる確率が高まると思います。


 あなたの幸せは過去にはありません

いくら「後味」が、自分の過去の選択の良し悪しを教えてくれるにしても、それに執着はしたくないですね。

関係性は、ゆっくりでも、変化しています。ペースは人それぞれですが、みんな、成長しますから。

過去にどんなに幸せな関係性があったとしても、それはずっとは続きません。逆に、ロマンスの時期の甘さに執着すると、絆を受け取れません。(ご参照・アメブロ【恋愛テクニック】『「昔の二人に戻りたい」がうまくいかないわけ。』

「あの頃のように」って思いたくなりますけれど、「あの頃」から随分と歩いてきたのですから、「今」のあなたと「今」の相手(みんな)とがどう関わるかが問題で、時計を逆戻ししようとしてもうまくはいきません。

「過去」にどうだったからではなくて、「今」、「今日」、どう「好き」な人やモノを大切にできるかに意識を集中してみませんか?

「後味」の悪いものには、修正をかけて。

今日、植えたタネは、明日、芽を出すかもしれません。変容はいつだって、「今」に起こるんです。

だから、今日という時間は、本当に「好き」なものに投資したいと思うのです。


令和が皆さまにとって喜び多い時代となりますように。


love and abundance,
みずがきひろみ



 

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この記事を書いた人

みずがきひろみのアバター みずがきひろみ 心理カウンセラー・ビジョン心理学トレーナー

ビジョン心理学トレーナー。外資系投資会社で20余年株のアナリストとして活躍。離婚問題をきっかけに心理学を学び始め、2008年からカウンセラーとして活動する。14年で8,000件以上の個人カウンセリングを実施。グループカウンセリングや大人数の癒しのワークショップも多数開催している。著書に『きょうだいが苦手だ』(河出書房新社)、『母の呪縛をといてありえないほど幸福になる方法』(河出書房新社)がある。

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