こんにちは。
みずがきひろみです。
なんだか季節が一歩後戻りしたような雨の横浜です。雨のせいかしら、悲しみをいっぱい感じています。
平成最後の日に、名残を惜しむ気持ちもあるのだと思います。
私は、息子を平成元年に産んでいます。
なので、平成の30年は、働くことも含めて、ほぼほぼ「子供を育てる」ことがテーマでした。
当時は、バブルの絶頂期でしたから、仕事はすればするほど「儲け」になりました。夜に六本木で接待したら、タクシーを捕まえるのがペーペーの営業マンの一番の仕事というほど、沸いていました。
夜中にお腹の中の息子と話しながら、予定日の1週間前まで推奨株のリポートを書き、4ヶ月後に産休明けで戻ったら、どの株もみんな倍になっていて、「もう勧められる銘柄なんかないわ」と思ったのを覚えています。
「あれから30年!」。
景気がいいと言われる「今」でも、日経平均は当時の半値近辺です。
為替が270円から60円まで動くような円高と円安に翻弄されながら、為替リスクフリーの経済を目指して奮闘した世代は、還暦を迎えようとしていますが、その努力は報われたでしょうか。
いつの時代も、後の世代によかれと思って差し出したものは、「新しいもの」の魅力の前で、「当たり前」と捨て置かれるものでしょうが、「数字」のような目に見える成果がないと、それこそそこに注がれた想いまでが見えにくくなるのかもしれません。
そんな虚しさの奥にある悲しみの海を感じているように思います。
新しい時代が来るのなら、それを喜んで迎え入れるために、この悲しみを拾いたい。
これがあるから、ここからまた新しい才能が生まれ育っていくのですから。
たくさんの「ありがとう」を、平成の、たくさんの想いたちに届けたいと思いました。
love and abundance,
みずがきひろみ