「今さら」だけれど、それでも気づいた時が変え時
こんにちは。
みずがきひろみです。
東京は、土曜日の土砂降りの後、夏空になっています。風が心地よくて、空気に優しさを感じるのは、気のせいかしら?
ハードルが低いところから跳ぶ!
昨日、ひょんなことから、自分のスマホ用のブログページの使いにくさに気づいて、何ができるかしらといじっていました。残念ながら、デジタル機材は不得手で、四苦八苦、です。苦手意識があると、なかなか向き合えないのですよね。
何かしようと思う時、私は、「ハードルが低いところから跳ぶ!」と自分に言い聞かせます。最初は、つい、野心に燃えて大きなことをやりたくなりますが、はじめから障害となる問題が見えているわけではなく、やり始めると次から次へと「できない」理由が見つかって、心が萎えることも多いじゃないですか。
なので、心にヴィジョンは持ちつつも、今「できる」小さなことを積み重ねる方が具体化しやすいし、「気分」よく取り組めるのでモチベーションが保ちやすく、「継続できる」から、その方がうまくいくことが多いです。
よく、トレーニングは、自分の能力でできるいっぱいいっぱいではなくて、ちょっと余裕があることを繰り返すといい、と言います。その方が、自信をつけやすいんですね。
最後の最後は、「継続は力なり」なので、「継続できる」ように「やる」、を肝に命じています。
最後に残る「ストレッチ」は、「それだけはやりたくない」ことをやる勇気を引っ張り出すこと。
「いよいよバージョンアップ」という段階にいらっしゃるお客さまのお話を伺っていますと、皆さま、これまで、たくさんの努力を積み重ねてきていて、いいところまで来ているのに、それが思い通りの結果につながらないことに激しい憤りを抱えています。
ホントに、ホントに、すごく頑張ってこられているのです。行動のみならず、感情面でも、多くの悔しい、悲しい、寂しい思いを飲み込んで、前に、前に、と進んでこられました。
成果も、ご自身が望まれたもののすべてではありませんが、部分的には、手にしておられます。
パートナーとまではいかなくても、友人は大勢できた、結婚とまではいかないけれど、お付き合いする人はできた、結婚はしたけれど、子供を授かるところまでは、まだきていない、などなど。
いいこともありますけれど、持続的に努力してきているからこそ、思い通りの成果を手にできないことに焦れ、疲れ果て、腹立たしく思うのです。
そう。
跳べそうなハードルは、もう、すべて跳んでしまったのです。
残っているのは、「跳べそうにない」ハードルか、「跳びたくない」から存在すら見えないハードル、なのです。
疲れ切って「もうどうしたらいいのかわからない」時は、発想そのものを「変える」しかありません。
「発想」を「変える」には、
「イヤ」なモノを「イイ」ことにする、
「間違っている」けれど「許す」、
「嫌い」なモノの中に、「好き」なところを見つける、
「やりたくない」ことを「やってみる」、
「つまらない」ことを「楽しんでみる」。
つまり、あなたの、モノ、コト、人生への「態度」を変えてみる、のです。
そして、それは、たいがいは、イヤでやり残していて、でもやっていないことにも気づいていないことをやること、につながります。
最後の最後に残ったハードルは、「それだけはやりたくないから、これまでこんなに頑張ってきたのに~!」という、どうしようもなく残念な気持ちになるから、「めっちゃ高い」と感じるのです。それと向き合うのには、やっぱり、ものすごく勇気がいるんですね。
「やるべき」ことは、視点を変えなければ見えない
よく「やるべきことをやろう!」なんて言いますが、「やるべき」ことが何なのかは、視点を変えなければ見えてこなかったりします。
それくらい、私たちは、本当にイヤで、やりたくないことは、見えないのです。
私のデジタル機器へのアレルギーもそうですが、何度もスマホを触り、自分のページを見ていても、周りの人がいいページを作るために頑張っているのを見ても、「自分ごと」として、もっと使いやすくするために何ができるか、に思いが至らないのです。
「わからない」「うまくいかない」「データを消した」トラウマが邪魔をして、その発想自体が浮かびません。
人生「態度」も同じで、過去に「悔しい思いをした」「辱めを受けた」「悲しい思いをした」経験が、「絶対にこれだけは許したくない」と思うココロを作ります。
「もう、どうしたらいいのかわかりません。ヘトヘトなのに」、「すべてが面倒くさくなりました」という時は、そんなココロがブレーキになっているようです。
なので、最後の最後に残った、「態度を変える」課題は、実は、行動にしてみるとほんのちょっとの変化なのに、心のエネルギーをたくさん必要とするのです。
行動にしてみると「ちょっと」ですから、「なーんだ!こんなこと!?」って思いますし、「今さら?」と気が抜けるような残念さもありますし、これまで放置してきた自分を蹴飛ばしたくもなりますが、それでも、「今」までは取り組めなかったことなんです。
このココロの痛みが扱えるようになるまでは、取り組めなかったことだから、「気づいた」今がベストタイミングなんです。
カウンセリングやワークショップにいらしてくださったお客さまが、「もっと早くに知っておきたかった!」とおっしゃいます。
私も、カウンセリングに出会ったばかりの頃、同じように「もっと早くに知っていたら、人生が違ったのに!」と歯ぎしりして悔しがりました。
でも、もっと早くに知っていても、きっとあの頃の私には扱えなかったから、心の作業のありがたみに気づけなかったでしょうし、だから、出会えなかったのでしょう。
いつだって「今」がベストタイミング。
あなたが、今日の「気づき」を大切にできますように。
love and abundance,
みずがきひろみ