こんにちは。
みずがきひろみです。
名古屋に来ています。
効率を上げようとして、ココロがなくなっていないですか?
誰しも忙しいときってありますよね。
「忙しい」という漢字は、「心」が「亡くなる」って書きます。もう、まさに。
感情を置いてきぼりにして、5分、10分にいろんなことを詰め込みたくなります。だって、アレも、コレも、やらなきゃいけないことが山積み状態なんですもの。
自分のキャパを過大評価して、引き受け過ぎたことを後悔するも、自分の無力を蹴飛ばしたって埒が明くわけでもありません。
私は、おかげさまで「好き」なことを仕事にしているだけに、やりたいことがたくさんあって、自分の能力に「期待」し過ぎては、いつの間にかオーバーフローを起こして、ミスがボロボロ出てはじめてキャパオーバーに気づく、なんてことになりがちです。
昔の私は、そんな時、
「だらしがない!もっとしっかりしなさい!」
と自分のルーズでいい加減なところを締め上げていました。管理能力がない。そそっかしい。そんな自分を切り捨てる勢いで、優先順位最上位からまた潰していきます。
確かに集中力は取り戻せます。それも大事なこと。
でもね。どんどん楽しくなくなっていくんです。
いつも焦っているから、何かをしているときに、次にやるべきことを思い浮かべていたりします。物事先取りできるのは大事なのですが、「頭」が忙しいと「心」が亡くなるので、そばにいる誰かに寂しい思いをさせてしまうのです。
必死になると、どうしてこんなに焦点が狭くなってしまうのでしょう。「意識」から自然と切り落とされ、すべりおちるものが多いから、そこに身体はあるのに、でも、心はいないのです。それでは「一緒にいる」気持ちにはなれませんよね。
これでは、「マインドフルネス」と逆になってしまう。
パフォーマンスが「優しさ」の表現であって欲しい
パフォーマンスって、つい仕事や家事などのもろもろの「ことがら」が上手に、効率よくできるかってところに目がいきますけれど、本当のところは、関わり合いのできる相手に対して「思いやり深く、優しくあれるか」という要素の方が大きいのです。
「ちゃんと、きちんと、期日通りにやってくれる」ことに「優しさ」や「思いやり」、「心配り」を感じるから、そういう人を信頼するのであって、その事柄をこなすスピードや手際、素質は大事ですけれど二の次なんです。
ミスが出るという時点で、「意識」に上がってこないココロが、「ミスをする」という形でものを申していると考えるなら、知らないうちに心を切り落としていたみたいと思えばいい。落っことして、置いてきぼりにしたココロを拾うのであれば、自然といつもより少し、自分に優しくなれるかも。
今の私は、
「やばい、休み時ね」
と思います。そして、一旦、手に持っているものを横に置いて、「自分のため」の時間をとります。それがたとえ15分の仮眠しかできなくても。
「なんだ、そんなこと」って思いますか?
結構、勇気がいりますよ、特に切羽詰まっているときは。でも、追い込むとミスがミスを呼ぶこともあるしね。
無意識を甘くみてはいけない、と思うんです。なので、口の中で「急がば回れ」と言います。
「はじめの一歩」は自分を大切にすること
先日も、ちょっと失敗したな、と思うことがあったので、「一休み!」と自分に言い聞かせて、近所のコーヒー店へ。
朝、開けたばかりの店で、マスターのウンチクが詰まったコーヒーのシフォンケーキと中煎りのネルドリップのコーヒーを、ゆっくりと味わいました。(写真は、そのコーヒー味のシフォンケーキ。)
こちらのマスターは、店内では電話やPCを使用しないで欲しい人。なので、このお店では、客はおしゃべりをしているか、本を読んでいるかで、どこか昭和な雰囲気を残しています。
このマスターは、それはとても、とても、私を丁寧に扱ってくださるのです。
冷たく冷えた美味しいお水を出してくれるときも、丁寧に淹れたコーヒーを出してくれるときも、お店に入る時から出る時まで、きっとずーっと私(客)を、優しい眼差しで見守っていてくださるのが、「いらっしゃいませ」から「ありがとうございました」の普通の言葉かけの中にも感じるのです。
ここに来ると、いつも「大切にされている」と感じます。
私が誰かを大切にできないときは、私が自分を大切にしていないとき、です。「大切にされる」感覚を思い出させてもらえると、心に「ゆとり」がちょっとできます。
マスター、いつも、ありがとうございます!
本当は、自分がしんどいときでも、他人に優しくできる心の器が欲しいけれど、残念ながら自分のキャパを超えてしまうこともありますね。そんなときは、まずは「ゆとり」を作るところから始めましょうか。
自分に「ゆとり」があるときの方が、簡単に人に「優しく」なれるのですもの。
人に「優しく」できていないなと思ったら、自分に「優しさ」をプレゼントしてみませんか。
あなたが「大切にされている」と思えますように。
そして、あなたが、大切にしたい人を大切にできますように。
love and abundance,
みずがきひろみ